...舞踏靴、破れたハンカチーフ、靴下どめ、髪の毛、干からびた花、――そんなものが急に思い出された...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...チョコレェトの色に干からびた...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...干からびた腕を出したんですがね...
泉鏡花 「悪獣篇」
...滴水は乾葡萄のやうな干からびた顔に眼を光らせた...
薄田泣菫 「茶話」
...四つばかり干からびた死骸のあるのを見つけた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...標本のやうに干からびたり...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...干からびたいわゆるプロフェッサーとはだいぶ種類がちがっている...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...不連続線の狂風が雨を呼んで干からびたむせっぽい風が収まると共に...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...世間の文学の玄人や素人からコチコチの干からびたものだと考えられているらしい所謂リアリズム(リアリズム一般)に自ら耐え得ないと称して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...古い時期おくれの干からびた事実ではありません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...干からびた髪の毛のやうなものをつかんだ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...干からびた熱情で二階の窓から男のいそいそとした後姿を眺めていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ポケツトを探ると干からびたレモンのかけらがあつたので...
牧野信一 「駆ける朝」
...干からびた球根から咲き出たのが列べてあった...
森鴎外 「サフラン」
...皺(しわ)だらけで干からびたような顔や手足は...
山本周五郎 「さぶ」
...梅八が妙に干からびたような声で云った...
山本周五郎 「新潮記」
...干からびたように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...干からびた捕縄をつかみ取ると...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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