...この地は幡随院長兵衛の誕生地だ...
種田山頭火 「行乞記」
...幡随院長兵衛のように鎗のふすまの中に...
中井正一 「美学入門」
...『幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)』が芝居喧嘩(けんか)の場の如き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...なかでも幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)のごときは...
新渡戸稲造 「自警録」
...放駒(はなれごま)四郎兵衛や幡随院(ばんずいいん)長兵衛の亜流が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「幡随院」は、セリフが入ってないので苦しかったが、でも他の奴は皆ひどすぎると見え、菊田に大いにカス食ってゐた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大谷竹次郎が「幡随院」を見て...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九月の有楽座はロッパ本城凱旋公演一、煉瓦女工二、ロッパの飛行機親爺三、幡随院長兵衛四、歌へば天国二、を、ロッパの空中時代と改題する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「幡随院」では、石田が、「歌へば天国」ではロクローが代った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「幡随院」をやり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...舞台では幡随院長兵衛だか何だかが眼をむき出して不快な音を発してゐた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...幡随院長兵衛の風呂場の最後もあつた...
牧野信一 「毒気」
...今夜はこれも講釈や文楽師匠の人情噺で聞き覚えの祐天吉松が下谷幡随院の僧となって...
正岡容 「小説 圓朝」
...先祖の花川戸の助六や幡随院の長兵衛にすまねえと...
正岡容 「寄席」
...勇齋に死相ありと脅された新三郎は新幡随院の良石和尚にあい...
正岡容 「我が圓朝研究」
...幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)の死からその端を発している...
吉川英治 「剣難女難」
...幡随院一(ひと)まきの町奴だったが...
吉川英治 「剣難女難」
...各地に潜伏している者達は、後にこのことを知って歯ぎしりを噛んだが、一足江戸の土を踏めば御用と声がかかるばかりでなく、幡随院の境内で、尼に等しい暮らしをしている、長兵衛の後家お金(きん)に累(るい)を及ぼすので、遥かに怨みをのんでいるという有様である...
吉川英治 「剣難女難」
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