...その天幕の内なる光は暗くなり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...定紋(じょうもん)うった幕の内へ入った...
海野十三 「間諜座事件」
...弥生(やよい)は御室(おむろ)の花ざかり三味(しゃみ)は太鼓ではやす幕の内互に見合わす顔と顔と云ったような文句で始まる「十日戎(とおかえびす)」の替え唄の舞を教わるのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...坊やと三人で食堂で幕の内を食べて別れたけれど...
徳田秋声 「縮図」
...その頃芝居の弁当といえば幕の内といって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...日本国中の幕の内であり得る資格が充分だとの自負心を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...幕の内だの何か食わせる十二段家ではなく...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...鴨ロースに幕の内と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕の内といふのだから相当食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハムライス・幕の内・支那そばを食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...部屋で幕の内を食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕の内が来て、これが滅法うまかった覚えがある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕の内とりて食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...次の出は揚幕の内にて高声に「内侍六代...
三木竹二 「いがみの権太」
...安永三年四月の角力番附には西の幕の内前頭筆頭に在り...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...風月堂なんぞは西の幕の内の末の方に出てゐます...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...陣幕の内が、明るくなった...
吉川英治 「上杉謙信」
...ひそとした陣幕の内を訪(と)うて...
吉川英治 「新書太閤記」
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