...幕の内を摘まむあいだも気が気でなかった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...その頃芝居の弁当といえば幕の内といって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...おむすびにしたり、海苔(のり)巻きにしたり、幕の内にしたり、いろいろである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...即ち幕の内にはひる...
平出修 「瘢痕」
...俺の寂しみはこの暗黒な幕の内から生れる...
平出修 「瘢痕」
...鴨ロースに幕の内と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鯛さしみとかもなべ、幕の内...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一幕目の了り、二十分休憩、幕の内一つ食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...食ふ暇がなかったので、一幕目の了りに、幕の内をとる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...コマ食堂の幕の内をとる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...地下食堂の幕の内とりて食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...地下食堂の幕の内...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...次の出は揚幕の内にて高声に「内侍六代...
三木竹二 「いがみの権太」
...幕の内での早業に疲れてか...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...極めて心理的に構成されております各幕の内容を短簡に申上げさして頂くに止めます...
夢野久作 「二重心臓」
...曹操の抱えこまれた陣幕の内へ...
吉川英治 「三国志」
...幕の内から立ち出でて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふいに一つの陣幕の内から転(まろ)び出た人影が...
吉川英治 「新書太閤記」
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