...」幕の内なる泰助さえ...
泉鏡花 「活人形」
...その天幕の内なる光は暗くなり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...弥生(やよい)は御室(おむろ)の花ざかり三味(しゃみ)は太鼓ではやす幕の内互に見合わす顔と顔と云ったような文句で始まる「十日戎(とおかえびす)」の替え唄の舞を教わるのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...老人は「幕の内」...
寺田寅彦 「柿の種」
...日本国中の幕の内であり得る資格が充分だとの自負心を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...音もなく帷(とばり)をかかげて李陵が幕の内にはいって来た...
中島敦 「李陵」
...幕の内といふのだから相当食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鯛さしみとかもなべ、幕の内...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ウイのまず、幕の内など食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一幕目の了り、二十分休憩、幕の内一つ食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二時頃、幕の内一つ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...地下食堂の幕の内...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...薄暗い幕の内側で狂人の如く見苦しく...
牧野信一 「村のストア派」
...己はワシリと一しよに天幕の内へ這入つた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...天幕の内は薄暗くなつてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...曹操の抱えこまれた陣幕の内へ...
吉川英治 「三国志」
...その四ツ目結の幕の内は...
吉川英治 「私本太平記」
...ひそとした陣幕の内を訪(と)うて...
吉川英治 「新書太閤記」
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