...五号道路を越えツゲガラオ飛行場付近の幕舎や倉庫を襲った...
梅崎春生 「日の果て」
...大きい天幕の中に新しくつくられた席に腰をおろすと...
海野十三 「大空魔艦」
...黒ビロードの幕のあいだから...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...ここに於て幕府はその中間に在って...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...弁松の膳(ぜん)――幕あいの食堂で――にむかって衛生御割箸(おんわりばし)をとった気になった...
谷譲次 「踊る地平線」
...スクリーンの前の幕がおりて席を立ってそうして往来へ出て後までもいつまでも耳に残って忘れ難いものである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...由井正雪の陰謀などですっかり脅(おびや)かされた幕府は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それが慶喜・春岳後見下の幕府による参覲制改革の以前にあったことで解けはしないか...
服部之総 「尊攘戦略史」
...おれは希臘(ギリシア)人やアルメニヤ人の移民組の天幕と互いに別れ別れになって...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...たまらないと思う漠然とした気持で――しかし母親の剣幕が一番おそろしく...
本庄陸男 「白い壁」
...普通は墓穴と壇との間に幕が引いてあって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...六歳のとき幕府へ証人に出された...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――天機は今、不意を衝いて、義元の幕中へ、攻め入らば、お味方の勝ちは必定」信長は、彼の昂(たか)ぶる声へ合わせて、「それだ」と、鞍つぼを叩き、「弥二右衛門、いみじくもいうたり...
吉川英治 「新書太閤記」
...幕外の将たちも、こもごもに彼のまえへ来て、鷲津(わしづ)、丸根の勝軍(かちいくさ)につづいて、鳴海方面の戦況が、刻々、有利に展開していることを祝した...
吉川英治 「新書太閤記」
...中軍の幕(とばり)のうちには...
吉川英治 「新書太閤記」
...幕僚たちも揃って...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして勝家と幕僚たちは...
吉川英治 「新書太閤記」
...太い毛糸で繍取(ぬいと)りをした幕でしたよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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