...精神のけがでもこれら天然の妙機を人工的に幇助(ほうじょ)することによって楽に治療できるようになるかもしれない...
寺田寅彦 「鎖骨」
...ここにおいてか社会に幇間といえる者あり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...幇間(ほうかん)を揚げて盛んに騒いでいる客もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その男は芸者は幇間(ほうかん)を大勢集めて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...芸妓幇間役者話家...
成島柳北 「阿房山賦」
...幇間(たいこもち)が二人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一度やり直して貰はうか」幇間(ほうかん)の左孝は大むくれです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お名前を判然(はっきり)申上げな」幇間(ほうかん)の左孝(さこう)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...へツ/\」何と言ふ厭な幇間(ほうかん)でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そればかりは思ひ止つてくれと涙を流さぬばかりに止めるので御座います」「――」「それを側で聽いて居た幇間の善八が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お手水場(てうづば)ぢやないか」野幇間の善吉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...陰では「幇間武士(たいこぶし)」などと罵倒して居りますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――幇間(たいこ)の豊年坊主なんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...被搾取材料だ! でなきゃ幇間(ほうかん)だ! 自分自身が何だってことを...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そしてノズドゥリョフ自身それを幇助するため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...和市(わいち)の幇間は目障りなりき...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...良い加減な幇間的な稽古と取持で弟子の機嫌を取って謝礼を貪る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...――弟子たちのお幇間や妓(おんな)たちのそういう声が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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