...四郎は閻の手をとって幃(とばり)の中へ入っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...珊瑚が幃(とばり)の中から出て来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...女は一度お辞儀をするかと思うともう幃(まく)の中へ入っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「織成」
...そこで陳と公主は手を引きあって幃(しんしつ)に入った...
田中貢太郎 「西湖主」
...正に是(これ)連袵(れんじん)幃(い)を成し挙袂(きょべい)幕を成し渾汗(こんかん)雨を成すの壮観なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...颯々トシテ簾幃ヲ捲キ磊々トシテ屋瓦ニ震ヒ...
成島柳北 「他山の石」
...何卒(なにとぞ)朝日初めて出る時好(よ)き幃帳(いちょう)内に妾を臥せしめ...
南方熊楠 「十二支考」
...霊幃(たまだな)の祭几(つくえ)が安置され...
吉川英治 「新・水滸伝」
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