...但し装幀は小穴隆一氏を煩はすことを条件とすべし...
芥川龍之介 「遺書」
...僕の作品の作者としてよりも小穴君の装幀(さうてい)した本の作者として残るであらう...
芥川龍之介 「僕の友だち二三人」
...美しき畫幀(ぐわたう)に對して...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...然しながら、書物に至つては之は、全く文義通りの『読めればよし』で、紙質、印刷、装幀、新旧版、何でもよし...
辰野隆 「書狼書豚」
...尤も或人は頼朝・重盛の二幀の如きも...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...『踏絵』の装幀(そうてい)が...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...二幀の画図を携え...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...ただその書物の装幀が...
牧野信一 「余話」
...同じような装幀の書物で蔽(おお)われていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...装幀や插画にのり出して来て...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...三岸節子の装幀で...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...吉野の手すき紙で装幀して横帙に入れた本よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それより更に書物の装幀(そうてい)として悦ばれる日が近いでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...装幀及飾棚は芹澤介君の図案になり...
柳宗悦 「和紙十年」
...装幀のことについては例によってまた困った...
山之口貘 「装幀の悩み」
...画家が故意に求めずして一幀(いつてう)の上に核心となる印象と縁暈(えんくん)となる印象とが出来て居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...装幀された一巻を手にして...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この書が、装幀を新たに、版をかさねて出るとなると、いつも私は過去茫々(ぼうぼう)の想いにたえない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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