...私の庭には常緑樹がたくさんあります...
...この公園には多くの常緑樹が植えられています...
...冬でも常緑樹は葉が落ちないので、景色がきれいです...
...常緑樹と落葉樹を比較すると、葉の色合いが違います...
...森林伐採によって常緑樹の林が減少しているそうです...
...塗りつぶしたような常緑樹(じょうりょくじゅ)の繁みに対して腰を下した...
海野十三 「爬虫館事件」
...西洋でも花瓶(かびん)に花卉(かき)を盛りバルコンにゼラニウムを並べ食堂に常緑樹を置くが...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...重々しい常緑樹の柄(がら)にない嫩(やわら)かな若葉をつけた処も中々好い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この常緑樹は、他の落葉樹と異って、晩春初夏の頃、盛んに古葉を散らし、余剰の花を降らせる...
豊島与志雄 「「自然」」
...常緑樹の葉が黒々と静まり返っていた...
豊島与志雄 「無法者」
...(昭和九年極月半ば西風をきつつ、阿佐ヶ谷にて)――「山」二巻二号――ある偃松の独白(小説)――絵画「老いたる偃松」の姉妹作――〔小引〕――偃松は、好んでわが国高山の峯頭に生育する、松科の常緑樹で、針状の五葉をかざし、初夏の候、単性花を雌雄同株に開き、毬果を結ぶ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...かしの木(き)等(など)の葉(は)のように冬(ふゆ)の間(あひだ)でも枯(か)れ枝(えだ)のようにならず一年中(いちねんじゆう)青々(あを/\)した葉(は)を持(も)つてゐる木(き)を『常緑樹(じようりよくじゆ)』といひ...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...たゞ常緑樹(じようりよくじゆ)のすぎやひのきの木(き)だけが黒(くろ)ずんだ葉(は)をつけたまゝ暖(あたゝ)かい春(はる)の日(ひ)が再(ふたゝ)び廻(まは)つてくるのを待(ま)つてゐます...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...常緑樹(じようりよくじゆ)ではその葉(は)と枝(えだ)との間(あひだ)に芽(め)ぐんで寒氣(かんき)をも平氣(へいき)でくゞつて少(すこ)しづゝ生長(せいちよう)を續(つゞ)け春(はる)になると急(きゆう)に發芽(はつが)するわけです...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...常緑樹の天蓋が翼を垂れて...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...右の栴檀は白檀(びゃくだん)すなわち檀香の事で印度などの熱帯地方に産し Santarum album, L. の学名を有する半寄生の常緑樹で「びゃくだん」科に属するものである...
牧野富太郎 「植物記」
...鬱蒼(うっそう)と常緑樹の茂った深山のような中で...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...常緑樹に溜った雪の中から隠見した...
横光利一 「旅愁」
...隠れ蓑わたしの庭の「かくれみの」常緑樹(ときはぎ)ながらいたましや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...樅栂などの常緑樹の林には...
吉江喬松 「山岳美觀」
...東山の常緑樹の間に点綴(てんてつ)されていかにも孟春(もうしゅん)らしい感じを醸(かも)し出す落葉樹は...
和辻哲郎 「京の四季」
...そうしてそのあとに常緑樹の新芽が目立ち始める...
和辻哲郎 「京の四季」
...あとは椎や樫のような常緑樹であるが...
和辻哲郎 「京の四季」
便利!手書き漢字入力検索