...神話や伝説の中で語られる「常世の国(とこよのくに)」は、この世の終わりを迎えることなく永遠に存在する場所を指す...
...「常世の花(とこよのはな)」は、万葉集に登場する花で、不老不死の象徴とされる...
...「鳥居の常世絵(とりいのとこよえ)」は、江戸時代に描かれた張り紙の一種で、鳥居の上に描かれた地獄や天国の絵を指す...
...「常世の神々(とこよのかみがみ)」は、神道において、世界の創造や命運を司る神々を指す...
...「常世の霊(とこよのれい)」は、仏教において、この世を生きる者が死後に行くとされる世界を指す...
...尋常世態の瑣事(さじ)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...常世(とこよ)の長鳴(ながなき)鳥一〇を集(つど)へて鳴かしめて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...常世(とこよ)にもがも二...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...三宅の連等の祖先のタヂマモリを常世(とこよ)の國に遣して...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...常世国(とこよのくに)という遠い国へお渡りになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...万葉詩人の「詠水江浦島子歌」に曰く、春日之、霞時爾、墨吉之、岸爾出居而、釣船之、得乎良布見者、古之事曽所念、水江之、浦島児之、堅魚釣、鯛釣矜、及七日、家爾毛不来而、海界乎、過而榜行爾、海若、神之女爾、邂爾、伊許芸※、相誂良比、言成之賀婆、加吉結、常代爾至、海若、神之宮乃、内隔之、細有殿爾、携二人入居而、老目不為、死不為而、永世爾、有家留物乎、世間之、愚人之、吾妹爾、告而語久、須臾者、家帰而、父母爾、事毛告良比、如明日、吾者来南登、言家礼婆、妹之宮答久、常世辺爾、復変来而、如今、将相跡奈良婆、此篋、開勿勤常、曾已良久爾、堅目師事乎、墨吉爾、還来而、家見跡、宅毛見金手、里見跡、里毛跡金手、恠常、所許爾念久、従家出而、三歳之間爾、墻毛無、家滅目八跡、此筥乎、開而見手歯、如本来家者将有登、玉篋小披爾、白雲之、自箱出而常世辺、棚引去者、立走、叫袖振、反側足受利四管、頓、情消失奴、若有之、皮毛皺奴、黒有之、髪毛白斑奴、由奈由奈波、気左倍絶而、後遂、寿死祈流、水江之、浦島子之、家地見、此物語のはじめて、我国史に見えしは、『日本書紀』なる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...或は常世の国と記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...雪の暮茶の時頼(ときより)に句の常世(つねよ)十二月十日 大正五...
高浜虚子 「五百五十句」
...紀によれば田道間守は垂仁天皇の崩じ給ひし翌年、常世國より至り、往來の間、十年を經たりとあり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...田道間守(たじまもり)は食うべき蜜柑であるトキジクノカクノコノミを捜がし索(もと)めに常世の国へ行ったのではなかったか...
牧野富太郎 「植物記」
...常世の長鳴鳥とは鶏をいう...
南方熊楠 「十二支考」
...常世は常夜(とこよ)で常世とは別なり...
南方熊楠 「十二支考」
...本州の記録の常世郷(とこよのくに)と...
柳田国男 「海上の道」
...あの頃にはここが常世国(とこよのくに)かという土地の人がまだあった...
柳田国男 「海上の道」
...あの小鳥が遠い常世(とこよ)の国から...
柳田国男 「海上の道」
...この現世よりこの不完全を取りのぞいた常世(とこよ)の国である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...日本古来の神話的・お伽噺的形象の上にシナの神仙譚の影響を受けたらしい「仙女」(常世(とこよ)の天少女(あまつおとめ))への憧憬は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...浦島の常世の国が海中から天上へ移され...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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