...帷幄の密謀をも彼に漏したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...顔が向いていた方の帷幄なのだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...帷幄を引いたその人間ならぬ訪客と面と面を突き合せた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...今度の幽霊はどの帷幄を引き寄せて這入って来るだろうかと...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...窓帷幄に包まって自分ながら呼吸が出来なくなったりして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...二人は帷幄の背後で大層親密にひそひそと話しをしていたが...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...さあ居間へ!」居間というのは襤褸の帷幄(カーテン)の背後になっている空間であった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「寝台の帷幄(カーテン)かい...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...スクルージは両腕に寝台の帷幄の一つを抱えながら叫んだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...又安んぞ其の策源の彼れが帷幄より出でざるなきを知らむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...帷幄の智能だから...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...帷幄(いあく)の士は内に焦慮し...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...帝の帷幄(いあく)開張せらる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(上将軍と共に帷幄の中へ退場...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おまえがもしおれの帷幄(いあく)にいれば...
山本周五郎 「桑の木物語」
...また幕府が水戸老公を帷幄(いあく)へ迎えようとする事実を考えると...
山本周五郎 「新潮記」
...みかどの帷幄(いあく)に隠れて...
吉川英治 「私本太平記」
...――かねて天皇帷幄(いあく)の秘臣とにらまれていた大納言宣房...
吉川英治 「私本太平記」
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