...窓に帷帳をかけて日差しを遮る...
...舞台の背景に帷帳を設置する演出があった...
...客間に帷帳を飾っておしゃれな雰囲気を出した...
...古い和風の家屋には帷帳が似合う...
...現代ではあまり使われない帷帳だが、高級感があると評価されることもある...
...僞善の帷帳(とばり)...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...山々はただ一面に藍灰色(らんかいしょく)の帷帳(とばり)を垂れたように見えている...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...山々はたゞ一面に藍灰色の帷帳(とばり)を垂れたやうに見えてゐる...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...闇(やみ)の中に隠れた自然の奥底はその帷帳(とばり)を開かれて...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...帷帳(いちょう)や大きな肱掛(ひじか)け椅子(いす)のそなえてある元の法院長の客間...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マホガニの頑丈な柱が支へた寢臺は深紅色(しんくしよく)の緞子(どんす)の帷帳(カアテン)が垂れて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...同じ色の帷帳(カアテン)の花綵飾(はなづなかざ)りが弛(たる)んで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...たゞ寢臺(ベッド)の帷帳(カアテン)が外されてあるだけだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ものゝ影が私の周りにある刺繍(ぬひ)をした古い帷帳(とばり)の上に薄暗くうつり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...部屋のあらゆる部分に懸っている立派な帷帳(とばり)は...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...それからその仏壇の奥の赤い金襴(きんらん)の帷帳(とばり)を引き開いてみると...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...赤い金襴(きんらん)の帷帳(とばり)の中から覗いている茶褐色の頭蓋骨を仰ぎながら...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...女王様のお寝間(ねま)じみた黄絹(きぎぬ)の帷帳(とばり)が...
夢野久作 「白菊」
...又もホノボノと黄絹の帷帳の中から迷い出して来た...
夢野久作 「白菊」
...金糸でややこしい刺繍の紋章を綾取(あやど)った緋色の帷帳(カーテン)がユラユラと動いたと思うとサッと左右に開いた...
夢野久作 「冥土行進曲」
...衣服や帷帳(いちょう)を贈った...
吉川英治 「三国志」
...そこから額に入った画像とか帷帳とかその他教会用品を取り寄せた...
和辻哲郎 「鎖国」
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