...半幅の白木綿を兵子帶にして...
石川啄木 「二筋の血」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...葉毎葉毎に露を帶びてゐるのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...熱帶海(ねつたいかい)のかぢまくら...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...西は八甲田山より十和田湖につゞける一帶の連山...
大町桂月 「十和田湖」
...崖には氷柱を帶び...
大町桂月 「冬の榛名山」
...露を帶びたるロートスと番紅花(さふらん)及び風信子(ひやしんす)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其の名聲は漸次世界的音色を帶び來らむとせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...倭使の始めて帶方郡に詣りし時...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...各板挾みには表紙と同色の絹の帶を以てこれを竪に締め...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...また帶電微子の一塊である...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...二人は遂に扱帶(しごき)と兵兒帶とをとりやりして型の如き關係が結ばれてしまつた...
長塚節 「芋掘り」
...それでもそれ丈(だけ)の收入(しうにふ)の外(ほか)に食料(しよくれう)の減(げん)ずることが貧乏(びんばふ)な世帶(しよたい)には非常(ひじやう)な影響(えいきやう)なのである...
長塚節 「土」
...宗助(そうすけ)は兩手(りやうて)を兵兒帶(へこおび)の間(あひだ)に挾(はさ)んで...
夏目漱石 「門」
...扱帶の上のあたりから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでもどこか世帶じみた結びかたであつた...
長谷川時雨 「夏の女」
...主體は無の外にいはば安全地帶に避難して純粹の有を保ち又樂しんでゐるといふが如きものではなく...
波多野精一 「時と永遠」
...好んで戲文と呼ばるる文章のかへつて沈痛悲壯の調を帶べる事具眼の士の到底否み難き事實ならずや...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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