...お辞儀をしないことの帳消しにならんかね...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...すべては帳消しになる...
高見順 「いやな感じ」
...もう帳消しになっている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わたしの尊厳が九分どおりまで帳消しになってしまうのを...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...あなたが私の……あれを引裂かれたのと、丁度帳消しです...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...後の分ですっかり帳消しです...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...官吏で惡いことをしたのも帳消しになると言つた...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...それでほかの怨みは帳消しにして下さい」「そうはいきませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...帳消しになって宿の主人を安心させた宇津木兵馬と...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっかり帳消しにしようと捌(さば)けて来たのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで既遂の犯罪が帳消しになるというわけではない...
久生十蘭 「魔都」
...すべて帳消しにして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...借金を帳消しにすると提案しました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...だが億万長者らは競馬債務を帳消しにしないから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...たとへば一日づつ帳消しにどういふ無意味につひやされても...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...感謝の義務までも帳消しにしてやった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを帳消しにするつもりで...
吉川英治 「江戸三国志」
...八年前の借りの帳消しなど...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索