...然るに高い学費を何年も費(つか)ひ込んだ商業学者先生達は会社か銀行の帳付(ちやうつけ)にでもなると直ぐ実業家を気取つて...
内田魯庵 「青年実業家」
...最大の理由は法学士だつた文太郎が帳付よりも地方政治に興味を持つてゐたことにあるらしい...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
......
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...その中で秋草が少し咲いている)(二階は三尺障子が閉まっている)店の前に料理人、帳付け、酌婦お吉、お松、その他が立って、道路の向うでしている喧嘩の方を見ている...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...帳付け お松どんお前(まえ)また酔ってるな...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...帳付け お松どんそんなことを当人の前でいうじゃないぜ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...帳付け (お松に)おいおい...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...帳付け 叱ッ叱ッ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...(帳付けその他も駈け込む)久太郎...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...ただの土方兼帳付けであつて...
葉山嘉樹 「万福追想」
...網元の帳付の手伝いをしながら...
久生十蘭 「奥の海」
...問屋の帳場が揚荷の帳付(ちょうつけ)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...帳付けをさせられていたというが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一錢二錢の出し入れを洩さず帳付けながら...
南方熊楠 「人柱の話」
...見張小屋では帳付けをしているから...
山本周五郎 「さぶ」
...故郷の家産一切をまとめて来た七十余両は、そのまま、伯父の手へ預けて、帳付けだの、若い者の手伝いをしていた...
吉川英治 「脚」
...秀吉はまずこの地方の米を帳付(ちょうつけ)(軍票)で買い上げたにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...半月ばかり帳場の帳付けをしてくださいませんか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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