...蚊帳その他ブラッセル産の敷物に至る迄...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...見ると障子を横にして眩(まばゆ)い日当りを遮った帳場から...
泉鏡花 「婦系図」
...あの男の日記帳はその見せ消しだよ...
江戸川乱歩 「断崖」
...で、私は二人を残して、帳場へ退いた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...居間との境を仕切る重い翠帳(すいちょう)を背景にして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私はさつそく蚊帳の中へ退却する...
種田山頭火 「行乞記」
...しかもそれはこれに併行する経済的の帳簿の示す数字によって制約されつつ進行するのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...その手帳を葛(かずら)の下の草の中に埋めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...其処(そこ)の障子の蔭(かげ)が帳場らしい様子である...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...懐(ふところ)からまた薄い手帳を出して...
夏目漱石 「明暗」
......
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...帳場で居睡りをしていた背広服の男に...
堀辰雄 「菜穂子」
...まともな会社なら台帳が保管され...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...記帳落(つけおち)の多いのと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...私は大丈夫だよ」「あたし本当に淋しいのよ」「わかってる」と喜兵衛はまた帳面に向かって筆を取った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...――寝殿は帳を垂れたまま寂(じゃく)として...
吉川英治 「三国志」
...脳膜が蚊帳(かや)のようにすずしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...エロアの控え帳散歩路の上で...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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