...長年の間に集まっている縮図(しゅくず)と写生の帳面でした...
上村松園 「座右第一品」
...帆村は電話を帳場にかけた...
海野十三 「蠅男」
...自分の日記帳を隠していた...
江戸川乱歩 「断崖」
...手帳に書留めている間に...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...帳場に入って主人をゆり起そうと屈むと...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...キャアキャア手帳をつきつけます...
田中英光 「オリンポスの果実」
...高座(こうざ)の右側(みぎわき)には帳場格子(ちょうばごうし)のような仕切(しきり)を二方に立て廻して...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...どうぞお手拭きになすって下さいまし」番頭は帳場の側へ二た山に積んだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俵屋の帳尻(ちやうじり)を胡麻化して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八十八ヶ所めぐりのスタンプ帳を売っている所なぞ...
林芙美子 「貸家探し」
...小さい帳面にりよの稲荷町の住所を書きとめてゐた...
林芙美子 「下町」
...蚊帳の外に腰を下して...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...部屋のあらゆる部分に懸っている立派な帷帳(とばり)は...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...享保年間の五人組帳前書は六十四箇条ある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蚊帳が吊ってあって何だか分らないから裏手のほうへ廻るうちに」といわしめている用意に思い当るのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...預っていた旧式の帳面と...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...マユミを中(なか)の間(ま)の蚊帳の中に寝させて...
夢野久作 「巡査辞職」
...帳合(ちょうあい)がすんだら...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索