...――」帆村は帳面をとりあげると...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...几帳面に考える様なたちですの...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...尚一つ見逃がせないものは前述の如く上村源之丞座に鷹匠殿御用とした人足帳のあることである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...蚊帳は二人に提供して...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...さっそくそれで水彩絵の具一組とスケッチ帳と象牙(ぞうげ)のブックナイフを買って来たのを見せられてたいそううれしそうに見えた...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...自分の名、そのりっぱな表題、その大きな帳面、自分の作品、今それを見ようとは!……彼はまだ口ごもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気質も生活も真面目すぎるほど几帳面だったので...
豊島与志雄 「庶民生活」
...寝台にかた肱(ひじ)をつきながら刻刻弱ってゆく彼女を仔細(しさい)に観察して要所要所を手帳にかきとめた...
中勘助 「妹の死」
...太十は番小屋の穢い蚊帳へ裸でもぐった...
長塚節 「太十と其犬」
...片身に皮だけはとって置いたらどうしたもんだ」「どうでも仕てくろえ」蚊帳の中は依然として動かなかった...
長塚節 「太十と其犬」
...有難い佛樣の御開帳などで拜むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「おっと」といって穴に落ちかけている手帳を靴でふまえた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...開帳のたびごとに...
火野葦平 「花と龍」
...手帳へつけるよ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...宿の帳場から訊ねにきたのが吉田藩の討手であるとしても...
山本周五郎 「新潮記」
...帳場の男も註文を通しながら妾の横顔に...
夢野久作 「ココナットの実」
...几帳面(きちょうめん)そうな人物...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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