...私は加茂丸といふ小さい客船に乗つてマルセーユから帰国の途に就いた...
阿部次郎 「帰来」
...一同はこの船で帰国の途に着いた事であろう...
海野十三 「恐竜島」
...帰国の途(と)についたということである...
海野十三 「人造人間事件」
...第三章淵江村から帰国の途につく三千の仲間と袂を分って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...帰国の途に就きました...
橘外男 「仁王門」
...独逸(ドイツ)から帰国の途にある作曲家のH・R氏――日本風に姓が上である――の一家や...
谷譲次 「踊る地平線」
...」間もなく笹村は甥を帰国の途につかせた...
徳田秋声 「黴」
...帰国の途に就いた...
戸坂潤 「社会時評」
...ロシア内地へ帰国の途上にあること...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...帰国の途につきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ポートサイドを出帆して帰国の途に上りました...
夏目漱石 「創作家の態度」
...(デューイは、第一次大戦直後の一九一九年二月に日本を訪れ、二ヵ月の滞在後、中国にわたり、ふたたび二一年、帰国の途中に、日本に立ちよった...
蜷川新 「天皇」
...1)Id. vol. ii. p. 559.ブルウスが帰国の途中通過した国のある地方について述べているところは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「寺池に会ったのか」――御帰国の途中...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その帰国の途で、忘れがたい一夜をすごした伊吹の城だ...
吉川英治 「私本太平記」
...信長はもう帰国の途についていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...今日帰国の途につきたいと存じまして」金森五郎八が一同に代って礼をのべた...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰国の途中にある信盛やマンショを呼び返してマンショの処刑を命じた...
和辻哲郎 「鎖国」
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