...又戒名は帰命院妙乗日進大姉である...
芥川龍之介 「点鬼簿」
...「帰命頂礼(きみようちようらい)」の歌...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...昭和二十二年春東京 鷺宮 無窓塾高神覚昇第一講真理(まこと)の智慧般若波羅蜜多心経(一切智に帰命し奉る)心経の名前ここに『般若心経(はんにゃしんぎょう)』の講義をするに当りまして...
高神覚昇 「般若心経講義」
...帰命(みょう)の精神です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...途上、運よく出逢つた屑屋さんを引張つてきて新聞紙を売る、代金弐十弐銭也、さつそく買物をする、――ホヤ八銭、タバコ六銭、シヨウチユウ四銭、そして入浴して、まだ一銭余つてゐる!南無新聞紙菩薩、帰命頂礼...
種田山頭火 「行乞記」
...肉枯れし腕(かひな)さし延べはかなき指頭に現象の秘奥まさぐりまことの君に帰命せん心も失せて難行の坐に...
富永太郎 「深夜の道士」
...一心に帰命頂礼(きみょうちょうらい)すれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...「南無帰命頂礼(なむきみょうちょうらい)地蔵菩薩――お別れのついでにこの笠をさし上げましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...『涅槃経』には「仏に帰依せん者はつゐにまたその余のもろもろの天神に帰依せざれ」といい、『般舟三昧経』には「みづから仏に帰命し、法に帰命し、比丘僧に帰命せよ...
三木清 「親鸞」
......
宮沢賢治 「疾中」
...決して南無は「帰命(きみょう)」を意味し...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...世の人之を帰命無量寿隊と言へりき...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...僧は僧に帰命(きみょう)せられよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...遅いにしても帰命頂礼(きみょうちょうらい)――」彼は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...帰命頂来(きみょうちょうらい)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一心に尽十方無碍光如来(じんじっぽうむげこうにょらい)に帰命(きみょう)したまい...
吉川英治 「親鸞」
...一念帰命の苗を植え念々称名の水をかけ往生の秋になりぬれば実りを見るこそうれしけれ歌の通ってゆく後へ後へと...
吉川英治 「親鸞」
...一念帰命の苗をうえ――汗は...
吉川英治 「親鸞」
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