...ただその自治の程度に関して衆論の帰一を見るに至らぬまでだという...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...始可三糊レ口二爾帰一レ土...
高木敏雄 「比較神話学」
...日本主義の窮極の帰一点であり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...紛然雑然として帰一するということを知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて江戸の講武所の道場のことに帰一合流したような形になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...万法帰一から脱体したものであらうが唯恐れ入る外はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...之を併せて帰一させ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...堀江帰一(ほりえきいち)などが専ら執筆して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...近ごろ帰一協会などでは...
森鴎外 「寒山拾得縁起」
...釈の三教の帰一に到着した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...筆者の所謂積極消極両様の変態恋愛の交叉帰一点そのものの発露と見るを得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...神に帰一する希いはカソリックだって同じだよ...
横光利一 「旅愁」
...すべてただその忠業に帰一してゆくものなることを彼も覚(さと)ったのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...天下は帰一するが...
吉川英治 「私本太平記」
...民心の帰一するところがないために...
吉川英治 「新書太閤記」
...――それは彼自ら東国の一方に拠(よ)っていたせいもあろうが、歴史の極りない転変と地上の変貌(へんぼう)のみを思って、この国土が、いかに乱に遭っても、いつか帰一し、いかに紊(みだ)れても、たちまち不滅の体にかえるか――それを政治の力に過信しすぎたことである...
吉川英治 「源頼朝」
...民の帰一というものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また諸伝まちまちであって帰一するところを知らない...
和辻哲郎 「孔子」
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