...養老の滝を見た帰りがけに煩って...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...君一つ帰りがけに加納を家まで送つて行つて貰へまいかね」寮長はそのとほりに気の毒さうな顔を見せた...
犬養健 「朧夜」
...帰りがけに、彼は警察署へ立寄った...
江戸川乱歩 「心理試験」
...席を立って帰りがけに開け放したその別室をのぞいて見ると...
寺田寅彦 「柿の種」
...散歩の帰りがけにある暮方初めて彼女の部屋を訪れてみた...
徳田秋声 「仮装人物」
...自分はそれでも三沢に適当な宿を一二軒教わって、帰りがけに、自分の室(へや)まで見て帰った...
夏目漱石 「行人」
...それを買おうという望手(のぞみて)の所へ価値(ねだん)の相談に行った帰りがけに...
夏目漱石 「明暗」
...主人は床の方を見て「あの水仙は暮に僕が風呂の帰りがけに買って来て挿(さ)したのだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そして帰りがけにそれを見られることが...
堀辰雄 「幼年時代」
...――これから帰りがけに君の家に寄つて行くんだが馬蹄(かなぐつ)は間に合ふかしら?」太一郎は...
牧野信一 「南風譜」
...帰りがけに丁度虫屋が通りかゝつたから...
牧野信一 「蛍」
...帰りがけに顔が赤くなつたのを恥しがつて...
牧野信一 「妄想患者」
...小百姓が耕作終って帰りがけに...
南方熊楠 「十二支考」
...帰りがけに真鍮の指環(いびがね)をば一個(ひとつ)花魁から貰いましたが...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうして帰りがけにトテも立派なリネンの洋服と...
夢野久作 「二重心臓」
...それでも門八が帰りがけには...
夢野久作 「笑う唖女」
...そのお初穂の一本を編纂者の大村義雄氏から帰りがけにいただいた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...帰りがけに云われて来たが...
吉川英治 「源頼朝」
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