...帰する所は同一理なり...
石橋忍月 「罪過論」
...私は今日の小売商の問題は、帰する所、百貨店対抗問題と考えて居ります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...何故なら、帰する所は、あの路この路を径た上での善意の国である筈だからだ...
中原中也 「我が詩観」
...政権の帰する所を察するに...
蜷川新 「天皇」
...帰する所なきに至つては...
蜷川新 「天皇」
...帰する所は肉交の波瀾中に浮沈するものと言わざるを得ず...
福沢諭吉 「新女大学」
...すなわちホングウシダの名は本来の品に還えして名実相称わしめ「リンドセーア」属のものにはニセホングウシダの新名を下してその帰する所を明にした...
牧野富太郎 「植物記」
...曰く半ば人為なりとするも半ば偶然のみ人為の不都合は自ら責任の帰する所あり...
正岡子規 「従軍紀事」
...博士とは別な点から起論されたが帰する所は一で...
南方熊楠 「十二支考」
...よく天命の帰する所を知りて身を保ったとも一族を安んじたともいうべく...
南方熊楠 「十二支考」
...其学風は帰する所を同じうしてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その帰する所は一意なり...
森鴎外 「渋江抽斎」
...七分三分に帰する所を狡(ずる)く見ている...
吉川英治 「大谷刑部」
...そして天命帰する所ありです...
吉川英治 「三国志」
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