...Comfortable life 結局帰するところはこゝにあるらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...そしていつも帰するところは婦人――つまらない婦人――の問題であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...責任の帰するところを求めようとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これらの大騒動帰するところは一牝馬の身より出たと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...この点から考えると、女を犯人と認める第一の理由は、あとかたもなくなってしまうので、帰するところ、私の推理に根本的な大間違いがあった事になるであろう……否……否……であろうどころではない...
夢野久作 「暗黒公使」
...今朝(けさ)から吾輩と若林が、君をこの部屋に引張り込んで、色々と試みた実験も、帰するところ、同じ目的一つのために外(ほか)ならなかったんだが……しかし吾輩は最早(もう)、これ以上にこの事件の真相を突込んで行きたくないのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...帰するところの信念はひとつ...
吉川英治 「上杉謙信」
...(これもみな帰するところ...
吉川英治 「上杉謙信」
...まったく帰するところに迷っているというのが...
吉川英治 「黒田如水」
...「――帰するところ何処(いずこ)? すなわちあなたしかない...
吉川英治 「三国志」
...帰するところそれがしらの罪も軽くありません...
吉川英治 「三国志」
...ために、玄徳があれほどな人望家でありながら、容易にその大を成さず、悪戦苦闘のみつづけていたのも、帰するところ、部分的な民心はつなぎ得ても、天下は依然、漢朝の復興を心から歓迎していなかったに依るものであろう...
吉川英治 「三国志」
...かくまで、一同身命をすてて戦いながら、なお戦いが振わぬのは、帰するところ、帝徳の欠如(けつじょ)か...
吉川英治 「私本太平記」
...で、事変後の数日、その余波のもっとも高そうな人と地理と情勢とを、いまその禍乱(からん)を離れて、天下の全面を高所から大観してみると、帰するところ、どこもかしこも、愕(おどろ)きの余りに、――如何にこの大変動に処すべきか...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰するところ、これから羽柴の征(ゆ)かんとする一戦は、光秀を撃つか、光秀に撃たれるかにある...
吉川英治 「新書太閤記」
...なぜならば、今、数万の役夫を徴用(ちょうよう)して、あの江越(ごうえつ)国境の山また山を除雪しながら進む難儀は、それをもっと早い一月に決行しても、去年の冬に断行しても、帰するところ、難渋(なんじゅう)な点は同じであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰するところは、宋江の罪業になるばかりです...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また人間それぞれの生涯にも帰するところの“答え”を出しておいてくれたことにある...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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