...平和的国家建設の努力は水泡に帰するということを知らなければならぬのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...資本の私有と云ふ誤れる制度に帰すると思ひます...
有島武郎 「農民文化といふこと」
...私は今日の小売商の問題は、帰する所、百貨店対抗問題と考えて居ります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...Comfortable life 結局帰するところはこゝにあるらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...そこで実在に連続と異質性とを帰することは当然でなければならないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...クリティシズムが認識論に帰するという一事実...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...問題の存在と意識とを再構成して再帰するというような...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...夫が今度は原始化主義に帰するのであった...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...神に帰する必要はない...
中井正一 「美学入門」
...勢いの帰するところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何にして征服及び利用するかという点に帰する...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...これは科学的な精神の問題に帰するのではないかと考えられる...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...鉛筆で描いた線には幅があるという点に帰するのである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...現れと状態における同様の感覚印象に復帰することを妨げないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼の武勇によりもその剣術の方に帰することがないように用心したのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ念力(ねんりき)の分散に帰することはわかっているはずで...
柳田国男 「母の手毬歌」
...しかし利益は常に紙幣発行者に帰するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...『外国穀物輸入のために無に帰する穀物の利潤及び地代に等しいほどに...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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