...その罪を宗教に帰するの理あらんや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...何処(どこ)に帰するであろうか...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...利子を取るか取らぬかという一点に帰するのである...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...そして社会的の意味だけでなく物理的のつめたさにわれわれはわれわれの悩みの大部分を直接に帰するのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...凄まじい淫楽的なものであるという点に帰するのです...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...忽焉としてその床の間はたゞの空白に帰するのである...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...その責を皇室に帰することはしなかった...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...之に反して以上のように他の概念に帰する見方を全く離れて自立的な終局的な意味がこの目的概念に求められるかどうかを見る時吾々は全く別の事柄に逢着する...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...日伊協定(これは経済協定の形をとった)や日本ポーランド文化協会もまたここに帰する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...人間と神との絶対的隔絶(そういう反ディアレクティックとしての形而上学)やそこに必要なる原罪説(之は宇宙創造論に帰する)...
戸坂潤 「読書法」
...夫は単に「誤った」教育政策などに帰することは出来まい...
戸坂潤 「読書法」
...或る同一性に帰する関係を発見することである...
戸坂潤 「読書法」
...たとえ社会へ復帰することがあっても...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...或は自力難行を捨て念仏に帰するもの甚だ多かった...
中里介山 「法然行伝」
...大吉反つて凶に帰するといふことになるさうである...
萩原朔太郎 「名前の話」
...類似が見い出される事実に帰するはずだからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もしくは人間は一般に多少肉感的であるという事に帰するかも知れません...
与謝野晶子 「産屋物語」
...世の怨嗟(えんさ)はみな天子に帰する...
吉川英治 「新・水滸伝」
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