...平和的国家建設の努力は水泡に帰するということを知らなければならぬのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...全力を挙げて何の躊躇もなく人間的であるということに帰する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...並びに寒冷な雲霧へのそれの流動に依帰するのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...最後においては電荷に帰することができる...
海野十三 「宇宙女囚第一号」
...ただの無に帰する...
太宰治 「パンドラの匣」
...ニュートンの力学が廃滅に帰するという訳ではあるまい...
寺田寅彦 「方則について」
...個人の主観的関心が党派的関心の名義の下に個人の主観的関心に再帰するというこの主観的関心の輪の秘密を...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...官僚の条文至上主義と同じ本質に帰するものだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...思想力という点に帰する...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...之は何と云っても真理の相対性に帰することで...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...結局単細胞の生命に帰する...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...死を見ること帰するがごとく...
新渡戸稲造 「自警録」
...はるばる関ヶ原旧怨に帰する論者は...
服部之総 「尊攘戦略史」
...類似知覚に同一性を帰するようにさせるので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...無用の装飾に帰するばかりか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...まったく帰するところに迷っているというのが...
吉川英治 「黒田如水」
...なぜならば、今、数万の役夫を徴用(ちょうよう)して、あの江越(ごうえつ)国境の山また山を除雪しながら進む難儀は、それをもっと早い一月に決行しても、去年の冬に断行しても、帰するところ、難渋(なんじゅう)な点は同じであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ために外国穀物輸入のために無に帰する穀物の利潤及び地代に等しいほどである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??