...不良性を帯びるか...
海野十三 「空襲葬送曲」
...わたしの帯びることのできるどんな肩章によってよりも一層名誉をあたえられたような気がした...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分の遣ったことには自分が全責任を帯びる覚悟がなくては」芳子にはこの時雄の教訓が何より意味があるように聞えて...
田山花袋 「蒲団」
...音楽は教理的性質を帯びるのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女は非常に多くの務めを帯びるようにできてるもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その責を帯びる長官にとっては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...四歳より一刀を帯びる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そのことは芸術的素材ならびに作品が歴史的色彩を帯びるという意味のみではない...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...ちょうど為替機構が世界性を帯びるように...
中井正一 「図書館の未来像」
...稍(やゝ)特殊的傾向を帯びる丈に複雑であつた...
夏目漱石 「それから」
...人道式なる此(この)観念のために本来の「力」といふ考へがつい曲げられて不徳不仁(ふとくふじん)の属性を帯びるやうになつてしまつた...
夏目漱石 「点頭録」
...経済に関するかぎりいよいよ反動的な性格を帯びるものとなるからだ...
服部之総 「尊攘戦略史」
...これを帯びると弱った人も強く心確かになる...
南方熊楠 「十二支考」
...ときには狡猾な光を帯びるのがよく分って行った...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...住民たちに武器を帯びることを禁じたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* 一四六九年ルイ十一世が制定した騎士団員の帯びる首飾勲章...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)屈伸自在の金属の鎧はその包む四肢の生命を帯びるにや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...危険な発火作用を帯びるやも知れないまでに醸(うんじょう)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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