...叔母も其席に出た...
石川啄木 「鳥影」
...国教宗は二十六人の教正上院に列席するをもって...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...支那人の観客(けんぶつ)は滅多に観覧席の椅子を買はない...
薄田泣菫 「茶話」
...エセックスの出席を見ずして済んでしまった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私たちの雑誌の性質上、サロンの出いりも繁く、席上、太宰さんの噂(うわさ)など出ますけれど、そのような時には、春田、夏田になってしまって熱狂の身ぶりよろしく、筆にするに忍びぬ下劣の形容詞を一分間二十発くらいの割合いで猛射撃...
太宰治 「虚構の春」
...夜は或るサロンに出席し...
太宰治 「小説の面白さ」
...畦の側に席をかまえ...
田中貢太郎 「黄英」
...その寄席の経営者は米(よね)と云う仕事師であった...
田中貢太郎 「寄席の没落」
...中央の席にいた娘も...
豊島与志雄 「囚われ人」
...麹町元園町なる巖谷小波先生が木曜會の席上に於てなり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...此(こ)の頃(ごろ)では不廉(ふれん)な酒(さけ)は容易(ようい)に席上(せきじやう)へは運(はこ)ばれなく成(な)つて居(ゐ)たので隨(したが)つて他人(たにん)の買(か)つたのでも皆(みな)控(ひか)へ目(め)にする樣(やう)に成(な)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...一度も席を立たないとすると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の隣席に居た野口米次郎氏が...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...僕は壁に掛けてある出席簿を取り...
原民喜 「魔のひととき」
...踊るような足どりで白川の座席へやってくると...
久生十蘭 「雲の小径」
...拾遺寄席囃子先代鶴枝百面相ではかつて先代鶴枝と死んだ福円遊とについて書いたが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...張り出した特等席の奥では...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...「根戸川亭(洋食屋ではなく堀東にある寄席)のおはまあねに惚(ほ)れて...
山本周五郎 「青べか物語」
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