...ラジオや寄席の声帯模写にもしばしば私の声の声色が登場して苦笑している...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...例日の如くちゃんと課長席におさまったのである...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...うしろの席にとびこみました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...この議席で質問を受けて即座に答弁をしたことで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...めいめいで口をきいてめいめいの意見を吐露すべき会合の席上でいつでも黙々として始めからおしまいまで口を利かない人がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...一町先も見えんというので発明したのが、覗眼鏡に、呼遠筒、詳しくは、寄席へ来て、きかっし」南玉が出て行くと「八文も払って、誰が、手前の講釈なんぞ聞くか」富士春の稽古部屋では、時々、小さい女が出入して、蝋燭の心を切った...
直木三十五 「南国太平記」
...席の中心からは離れてたつみの隅の柱によりかかり...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう酒席の座興のような話を...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...思(おも)ひ/\に席(せき)を取(と)つた宗助(そうすけ)の前後(ぜんご)にゐる居士(こじ)も皆(みな)同音(どうおん)に調子(てうし)を合(あは)せた...
夏目漱石 「門」
...席を外されたやうだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出席していただけたらありがたいのですが」いつになく殊勝なことをいっている...
久生十蘭 「だいこん」
...望月美恵子が謝り、何卒元のやうにといふことで、許すことゝし、ついでに座員に告ぐ、と一席話をし、「僕を神の如く信ぜよ、信じられなきゃ止すまで」それから序から本読にかゝる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そんなことを言わずあっさり詫びてうちの寄席へ出る方がいい...
正岡容 「わが寄席青春録」
...みんな席につきました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...お居間の中の几帳を隔てた席へ若君は通された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...勝手に出席する権利があると思うのですが……その裁判に私が出席するとなれば...
夢野久作 「一足お先に」
...(笑)この席で、三角君に對し謹んで謝罪とお禮を申しておきます...
吉川英治 「折々の記」
...どちら側(がわ)の臣もこの席には一人もいない...
吉川英治 「私本太平記」
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