...華美と俗世の権勢をすてたけがれのない帝王の姿がみえるではないか...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...しかも皇帝は勇敢な人物で...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...帝都復興院総裁後藤新平はそれによってお得意の大風呂敷を拡げ...
犬田卯 「荒蕪地」
...それに五月一日からの京都市主催の綜合展の出品画――長いこと帝展をやすんでおりますから...
上村松園 「女の話・花の話」
...帝紀は、主として皇室、およびその系統の家に傳えられたのであろうが、本辭の傳來は、さまざまであつたのである...
武田祐吉 「古事記」
...帝王の力でも何うすることも出来ない何物かがあつたではないか...
田山録弥 「あさぢ沼」
...数日たった後に帝劇で映画の間奏として出演しているウィンナ舞踊団を見た...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...帝国主義が帝国主義戦争を呼び起こさねばならぬ場合には...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...葢し帝國黨は自ら内閣の忠僕たるを以て任ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...上帝引逸...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...「昔、奈良の帝様(みかどさま)がおうつりになったところで、それから奈良田と申します、今でもその帝様の内裏(だいり)の跡が残っているのでございます」「奈良の帝? 左様なお方がこんなところへおいでになる由(よし)もなかろうに」「それでも昔からそのように申し伝えられてあるのでござんす、おいでになってごらんになればわかりますが、山と山とで囲まれた村の真中に二丁ほどの平らなところがあって、そこに帝様のお宮のあとが今でも神様に祀(まつ)ってあるのでござんす」「帝様と申し上げるのは日の下を知ろし召すという方じゃ、その方がなんで斯様(かよう)なところへおいでなさるはずがない、大方その帝様のお社(やしろ)をそこへお移し申したのでもあろう」「そうではござんせぬ、奈良の帝様が、たしかにその地へお移りになったということでござんす、その帝様は女のお方様で……」「女の帝……奈良朝で女の帝に在(おわ)すのは」竜之助は自分の持っている国史の知識を頭の中から繰り出して、お徳の語るところと合せてみようとして、「奈良(なら)七重(ななえ)……奈良朝は七代の御代(みよ)ということだが、そのなかで女の帝様は……」竜之助の思い浮ぶ知識はこれだけのもので、その七代のうちにどのお方が女帝におわしまし、その御名(ぎょめい)をなんと申し上げたかというところまでは届かないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...然し一方からいうと安南の皇帝が殺人を行ったなどというのは何という素晴らしい特種であろう...
久生十蘭 「魔都」
...帝展などは幾度かパスしたことがあるけれど...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...その時帝釈一の黄鼠と化して女の裾(すそ)にあり...
南方熊楠 「十二支考」
...蓬莱(ほうらい)へ使いをやってただ証(しるし)の簪(かんざし)だけ得た帝は飽き足らなかったであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(プロペルティウス)(a)こちらの帝王またあちらの帝王の...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)だから若い帝王の教育にたずさわる人たちが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...藁の上で眠っていた帝と陳留王は...
吉川英治 「三国志」
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