...必(かなら)ず使者(ししゃ)を立(た)てて幣帛(へいはく)を献(ささ)げました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ピシリッと裂帛(れっぱく)の音がした...
江戸川乱歩 「影男」
...粟(たべもの)と帛(たんもの)を持って廷章の家へ往った...
田中貢太郎 「竇氏」
...また頭から顎へかけて捲き附けていた褶んだ半帛の布目に気が附いてはいたけれども――こんな物を捲き附けているのを彼は以前見たことがなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...乃始記於竹帛(隱二年)といつてあるが...
内藤湖南 「易疑」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その手帛(ハンケチ)の包をまた隠袋(かくし)に収めてしまった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...袂(たもと)から手帛(ハンケチ)を取り出(だ)して...
夏目漱石 「それから」
...又手帛(ハンケチ)を顔に当てて又泣いた...
夏目漱石 「それから」
...これは今生未来に於て能く名声を竹帛にたれんことを願ふの差あるのみ...
正岡子規 「読書弁」
...帛(きぬ)十疋を賜うたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...几帳の垂(た)れ帛(ぎぬ)が一枚上へ掲げられてあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...目に見なれざる彩帛を与え...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雪まみれになって倒れている者があった……汗止めの白い帛(きぬ)が鮮かに三人の眼にしみた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...「何かしら?」と、何氣なく、開いてみると、帛紗のうちから、琴の爪が、たつた一つ出て來た...
吉川英治 「折々の記」
...また供に持たせてきた金帛(きんぱく)の礼物を...
吉川英治 「三国志」
...帛紗(ふくさ)を敷いてその上へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...帛紗(ふくさ)から出した小筥(こばこ)を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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