...それを手帛(ハンケチ)に包んでポケットのなかに収めて...
海野十三 「蠅男」
...更にその國内から幣帛(へいはく)を取つて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...」照子がその手帛(はんけち)を命令(いひつけ)通り方々へ配つたか...
薄田泣菫 「茶話」
...想ふに彼の功業を竹帛に留めて盛名の※りなきを望むものは...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...皆支那輸入の絹帛を服し...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...懐中から袋入りの物と帛紗包(ふくさづつ)みとを取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...この裂帛の気合というものが...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...この裂帛の気合が脈々と流れているように私には感ぜられることが多い...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...手帛(ハンケチ)で頬に流れる涙を拭(ふ)いてやった...
夏目漱石 「門」
...帛紗は柱に砕けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十年位前に流行(はや)った裾模様に古代帛(こだいぎれ)を散らした小浜の紋付に...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...これは今生未来に於て能く名声を竹帛にたれんことを願ふの差あるのみ...
正岡子規 「読書弁」
...弊帛即ち「みてぐら」に白紙を用ゐ始めてから既に久しい...
柳宗悦 「和紙の教へ」
......
柳田国男 「海上の道」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...何やら紫ちりめんの帛紗につつんだ物が出て來た...
吉川英治 「折々の記」
...帛(きぬ)の裂(さ)ける音がぴっと鳴った...
吉川英治 「親鸞」
...帛紗(ふくさ)を敷いてその上へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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