......
伊良子清白 「孔雀船」
...いつの間に壁にかかりし帚草(ははきぐさ)取りもせぬ糸瓜(へちま)垂らして書屋(しょおく)かな白萩の殊(こと)に汚(きた)なくなりやすく九月二十三日 丸ノ内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...神代帚葉翁(こうじろそうようおう)が生きていた頃には毎夜欠かさぬ銀座の夜涼みも...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...* * *帚葉翁(そうようおう)とわたくしとが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...然し其主人(あるじ)は帚葉翁と前後して世を去り...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...わたくしは帚葉翁と共に万茶亭に往く時は...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...今より五年前帚葉翁と西銀座万茶亭に夜をふかし馴れた頃...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...」とわたくしは帚葉翁を顧て言った...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...」帚葉翁は眼鏡をはずし両眼を閉じて...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...帚葉翁はわたくしの質問に答えて...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...全くその玉帚のお蔭でばかり...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...田舎の家に正月初子に蚕飼する屋を帚初むる事云々...
南方熊楠 「十二支考」
...それは「鹿沼帚(かぬまぼうき)」の名で何処でも知られているものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この附近でよく見かける「藤帚(ふじぼうき)」は全く他の地方にない形を見せます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...庭を掃(は)く棕櫚帚(しゅろぼうき)などに至るまで...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この描写に呼び起こされて帚木の発端の語が出て来たとは何人も信じ得ないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...帚木の発端は、後に来る物語を呼び起こすべき強い力を持っているが、それに先行する何の描写をも必要とするものでない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...従って彼の観察は帚木が後に書かれたという所にまで持って行かなければ徹底しない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索