...「文芸春秋」三月号に泥古残念帖(でいこざんねんちやう)と言ふものを寄せたり...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...写生帖ものぞくひまもなく舞台に出て行った役者の一人は...
上村松園 「中支遊記」
...* *紐育(ニューヨーク)の博物館には、人造人間の番人が居て観覧人が入って行くと、「どうぞ、記録帖に、御記名下さい」と呼びかけて来るそうである...
海野十三 「人造物語」
...それをいちいち手帖(てちょう)に書きとってから...
太宰治 「燈籠」
...手帖に何か書き始める...
中原中也 「夢」
...手帖を出しながら...
久生十蘭 「金狼」
...手帖昨夜おそくに東京から多田不二君が來たので...
室生犀星 「京洛日記」
...三世瑞仙直温の書した過去帖に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...帖は近頃作ったもので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...河口はあにいを六帖の部屋へ引きずり込んで...
山本周五郎 「季節のない街」
...階下に六帖と八帖...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...奥の六帖で飲みだした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...古澤先生はまた暇を求めては羲之の古法帖に対して筆を染められる相である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「鳴門秘帖」を見たんですがね...
吉川英治 「小説のタネ」
...帖だの巻だのというこの古風なサブタイトルの手法は...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...三枚の薄い帖(じょう)だった...
吉川英治 「夏虫行燈」
...「秘帖をさがし当てたとしても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かれが裂いて返した秘帖の一片で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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