...十便十宜帖あるが故に...
芥川龍之介 「梅花に対する感情」
...何方も其時半紙何帖かを水引で結んだ御褒賞を貰つたので...
石川啄木 「二筋の血」
...こゝまで書いて思ひついて探して見たら手帖の中に...
竹久夢二 「砂がき」
...日記と句帖とを無理借されて...
種田山頭火 「其中日記」
...其愛婿のプロイトス送れる帖を求め取り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いつでも手帖を懷に入れて居りましてそれにかきつけて憶えました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...種々な画帖が乱雑に散らかっていて...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...案外(あんぐわい)少(すくな)かつたんですな」巡査(じゆんさ)は手帖(ててふ)を反覆(くりかへ)しながらいつた...
長塚節 「土」
...画帖の上へ顔を出した...
夏目漱石 「三四郎」
...そちらで手帖出していろいろとこねて居りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...過去帖の「釈妙仙信女」である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その八帖にはもう膳が出てい...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「ただ今もどりました」とっつきの二帖(じょう)で...
山本周五郎 「日本婦道記」
...寝所とみえる八帖(じょう)の間に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私の「帖」もその例外なものではない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...三位卿の落した小法帖形(こほうじょうがた)の海図の余白から裏へかけていちめん...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...血筆(けっぴつ)の秘帖? 世阿弥の遺書?「江戸へ」といったという...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...八帖寺へ見えたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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