...どんな場合でも矢立てと縮図帖とは忘れずに携えていっては沢山の縮図をしてきたものだ...
上村松園 「縮図帖」
...ただ手帖を記憶していた脳の部分が欠損(けっそん)したので...
海野十三 「脳の中の麗人」
...と言って手帖を胸のポケットにおさめ...
太宰治 「千代女」
...この手帖を開いてみたら...
太宰治 「人間失格」
...それからまた同君の図案を集めた帖などを一枚一枚見て行くうちにもそういう讃美の念がますます強められる...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...後で其手帖が因となつて今日方言研究家などゝ云はれる樣になりましたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...飄然(ひょうぜん)と画帖を懐(ふところ)にして家を出(い)でたからには...
夏目漱石 「草枕」
...フランスの画帖をながめながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...又エンマ帖よ)七月四日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...文具やに封筒はあるけれども帖面も書簡箋も何もなしとなりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その方の写真帖参考書も机上に積まれてゐた...
三好達治 「オルゴール」
...奥は四帖半が一と間しかない...
山本周五郎 「末っ子」
...十二帖ばかりの広さだった...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...次の帖を「菊水帖」とするか否かには...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...「菊水帖」は、菊水帖から新たに読み初められても、さしつかえないものになるつもりである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...秘帖を中心に双鶏羽毛(そうけいうもう)を飛ばすありさまだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一帖(じょう)の血書!いきなり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その人形とともに箱の中から飛びだしていた桐油紙(とうゆ)で包んだ一帖(じょう)の秘冊(ひさつ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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