...紙絹(しけん)の類や法帖(ほふでふ)と一しよに...
芥川龍之介 「東京小品」
...十便十宜帖あるが故に...
芥川龍之介 「梅花に対する感情」
...開かれた手帖と山とをかたみがわりに見やりながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...私の写生帖には其全図と人物の部分が二ヶ所も写してある...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...実は手帖を忘れて行つたので...
種田山頭火 「行乞記」
...夜臙脂を煮て原稿用罫紙を摺ること四五帖なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...明治十二三年頃の錦絵帖...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...両眼が帖(じょう)のなかへ落ち込むまで...
夏目漱石 「草枕」
...二人の子は余が写生した果物帖を広げてそれを手本にして画いて居る様子である...
正岡子規 「病牀六尺」
...スケッチ帖をもったりした女学生が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...預金帖を三通りも持っているとか...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...信者の中から几帖面な顔付きの男が立ち上って祭壇に近づき...
矢田津世子 「反逆」
...部屋は六帖(じょう)が一と間だけしかない...
山本周五郎 「青べか物語」
...せいぜい四帖(じょう)半くらいの狭い...
山本周五郎 「青べか物語」
...支那の古帖などを基本としてゐることが分る...
吉川英治 「折々の記」
...(三十五・三・一一)その十八次を「五月帖」とした...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...部屋へもどると、あとからボーイさんが型のごとく、画帖、色紙、硯箱を持参に及ぶ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一帖の書の手本を取り...
吉川英治 「平の将門」
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