...十便十宜帖(じふべんじふぎでふ)あるが故に...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...何とかといふ名高い絵工(ゑかき)の書いた十二ヶ月美人とかの帖(でふ)...
内田魯庵 「犬物語」
...その手帖には見覚えがない...
海野十三 「脳の中の麗人」
...いまのすばらしい発明を手帖に書きとめて置かなければならないと思ったが……ちぇっ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...芹川さんは大きな写真帖を持って来て...
太宰治 「誰も知らぬ」
...了福寺の過去帖みじかい秋の日はもうくれかけているのでしょうか...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...まさに捕物帖流行前期の姿であったといってよい...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...職業組合手帖を見せて...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...こちらの蚊帖の中で私は思わず破顔いたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手帖とり出し眺むれば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...直温の繕写(ぜんしや)した所の過去帖には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...四帖半でかすかに...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...そこは六帖ばかりの座敷で...
山本周五郎 「風流太平記」
...そこは長い四帖ほどの納戸部屋で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その中の白木の箱の上に置いてある日本紙一帖位の綴込みが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...支那の古帖などを基本としてゐることが分る...
吉川英治 「折々の記」
...そのまに忠顕は一帖の“簿(ぼ)”を取り上げて...
吉川英治 「私本太平記」
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