...軍隊手帖を引き出すのがわかる...
田山花袋 「一兵卒」
...五十四帖の功を竣(おわ)ったのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...欧洲戦争の写真帖らしかつた...
牧野信一 「眠い一日」
...五箇づつ並べて菓物帖に写生す...
正岡子規 「病牀六尺」
...私はヴォルフの写真帖などを一つ二つ知っているだけであるが...
宮本百合子 「カメラの焦点」
...これからはその帖面をもち出します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...道でルーズリーフの手帖を買おうとしたらデパートなんかにはありませんでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手帖昨夜おそくに東京から多田不二君が來たので...
室生犀星 「京洛日記」
...私はこの紙で棟方の版画を屏風に又画帖に仕立てた...
柳宗悦 「和紙十年」
...とおされた表の六帖(じょう)の障子をあけると...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...平五はいつもの三帖で待った...
山本周五郎 「末っ子」
...あの方はいちばん端にある八帖の座敷で...
山本周五郎 「やぶからし」
...「橙(たう)青き丘の別れや葛の花」梶(かじ)はすぐ初めの一句を手帖に書きつけた...
横光利一 「微笑」
...何か手帖へとめていた鉛筆の尖(さき)を向けて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その一例が「鳴門秘帖」やまた同時に掲載され出した大仏次郎氏の「照る日曇る日」なんかだったわけですね...
吉川英治 「小説のタネ」
...迂稿「五月帖」も半ばである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...秘帖(ひじょう)にかわる別な物が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...工事目付は奪(と)り上げた彼の写図帖を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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