...角帯(かくおび)を胸高(むなだか)で草色(くさいろ)の布子(ぬのこ)と来(き)ては...
泉鏡太郎 「怪力」
...卓子布子(テーブルクロース)に...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...障子貼(しょうじは)りやめ日参を思ひたち桁丈(ゆきたけ)も身にそひしこの古布子(ふるぬのこ)十二月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...そこでこの日彼等は笠に黒布子の切れを垂れて顏を包み...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...首夏(しゅか)馬場金埒(ばばきんらち)花はみなおろし大根(だいこ)となりぬらし鰹(かつお)に似たる今朝(けさ)の横雲新樹紀躬鹿(きのみじか)花の山にほひ袋の春過ぎて青葉ばかりとなりにけるかな更衣(ころもがえ)地形方丸(じぎょうかたまる)夏たちて布子(ぬのこ)の綿はぬきながらたもとにのこる春のはな帋(がみ)江戸の東京と改称せられた当時の東京絵図もまた江戸絵図と同じく...
永井荷風 「日和下駄」
...布子(ぬのこ)ともかたびらともつかない広袖の一枚を打ちかけた姿と言い...
中里介山 「大菩薩峠」
...狐色の筒袖の腰きりの布子で...
長塚節 「才丸行き」
...小松の中には布子を引つ掛けた漁夫が二三人寒風に吹き曝されながら懷手のまゝぼんやりと際涯もない沖を見つめて居る...
長塚節 「濱の冬」
...木綿布子(もめんぬのこ)の至つて粗末なものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この寒さにどんつく布子(ぬのこ)一枚で...
正岡容 「圓太郎馬車」
...丑二人を合せても敵(かな)うまい――六尺ゆたかの大坊主――素布子(すぬのこ)の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...綿入の布子(ぬのこ)に綿入の半纏(はんてん)を重ね...
山本周五郎 「青べか物語」
...いかに寒くとも肌着に布子...
山本周五郎 「菊屋敷」
...布子を頭のまわりに掻(か)き寄せながら...
山本周五郎 「初蕾」
...彼は鹿の革で作った股引(ももひき)をはき腰っきりの布子に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...黒い無地の布子(ぬのこ)に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...つぎはぎの当った男物の布子に...
山本周五郎 「柳橋物語」
...源内兵衛(げんないひょうえ)は秋からの布子(ぬのこ)一袖...
吉川英治 「源頼朝」
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