...彼等はボロボロになった布切を身に纏(まと)い...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...聴覚のほうが主になれば役者は材木と布切れで作った傀儡(かいらい)でもよい...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それと座ぶとん代わりの古い布切れとを風呂敷(ふろしき)で包み隠したのをかかえて市内電車で巣鴨(すがも)まで行った...
寺田寅彦 「写生紀行」
...この布切れが今でもやっぱり引っかかっているかもしれない...
寺田寅彦 「写生紀行」
...布切れに貫ぬいたのを首にかけたのがいた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...鳥は鮮魚を食い尽くしたが布切れの下の腐肉には気づかなかったとある...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...しかしそれらの布切に包まれているであろう...
外村繁 「澪標」
...一枚の布切れが十五年も風雪に曝され...
久生十蘭 「南極記」
...聖母マリアの経水拭(ふ)いた布切(ぬのぎれ)...
南方熊楠 「十二支考」
...ええと、布切れで、そこの木立に目印を結んで貰いたい...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ええと、布切れで、そこの木立に目印を結んで貰いたい(今井しぶしぶ言われた通りにする)そう、それでよい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...六尺の布切(ぬのぎ)れを...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ちっぽけな布切一枚のことで...
山本周五郎 「さぶ」
...おすえは乾いた布切で中をよくぬぐった...
山本周五郎 「さぶ」
...そこを布切で縛ってある...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...川辺が鴨猟のお止め場になったからです」「お止め場とはどういうことだ」老婆は布切で眼脂を拭きながら語った...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...布切れなどの中から...
横光利一 「上海」
...その旗の布切れが流れる群衆の足にひっかかったまま...
横光利一 「上海」
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