...万全の勢威を外に布くの実力を有し...
石川啄木 「渋民村より」
...うす黒い布くずをいじくったかと思うと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...善政良法を布くべし...
竹越三叉 「深憂大患」
... 390五十の少壯誘ひ來て密(みつ)に埋伏の陣を布く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 775之を放ちて其めぐり厚く雲霧を掩ひ布く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さはれ曉光布く限り汝の光譽大ならむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この時において鎖国令を布く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...横井が理想は「大義を四海に布くのみ」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...恰も羊の群れが獅子の攻撃に対して方陣を布く様に...
中井正一 「「壇」の解体」
...明神下の木蔭に陣を布く頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...申松が毎日陣を布く橋の袂...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幕府は江戸に戒厳令を布くとともに横浜の日本商人および外人に雇われた日本人を退去させた...
服部之総 「尊攘戦略史」
...その国陣を布くに...
南方熊楠 「十二支考」
...それをきっかけに戒厳令をも布く...
宮本百合子 「刻々」
...若し本居先生などが今在つたならば決して假名遣を國民に布くなどと云ふことは云はれないだらうと云はれるのは...
森鴎外 「假名遣意見」
...宜しく西洋の新智識を布くべしとなし...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...今のように黄魔鬼畜(こうまきちく)の跳梁(ちょうりょう)にまかせている暗黒な世には、文を布く前に、武を以て、地上に平和をたてるしかない」多感な劉備青年は、あたりに人がいないとのみ思っていたので、孔子廟へ向って、誓いを立てるように、思わず情熱的な声を放って云った...
吉川英治 「三国志」
...お前達がいゝやうに布くがいゝとのことで...
若山牧水 「姉妹」
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