...その外(ほか)飾り窓の中の軍艦三笠も、金線サイダアのポスタアも、椅子も、電話も、自転車も、スコツトランドのウイスキイも、アメリカの乾(ほ)し葡萄(ぶだう)も、マニラの葉巻も、エヂプトの紙巻も、燻製(くんせい)の鰊(にしん)も、牛肉の大和煮(やまとに)も、殆ど見覚えのないものはない...
芥川龍之介 「あばばばば」
...人の胴巻もまだ盗ま無え内に...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...殊にボオン(Bohn)叢書の二巻ものは...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...一番大きな教会よりも広い部屋に、鈎も、紡錘も、糸巻も附いた、紡ぐ機械が何万台も置いてある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「源氏には葵の上の巻もおしたやうに存じて居(を)りますが...
薄田泣菫 「茶話」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...実際何十巻ものエンチクロペディーやハンドブックを通読できるわけのものではないのである...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...寝巻も至(いた)って粗末で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は葉巻も吸うが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ウイスキーもソーダ水も葉巻もありますよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...渡された葉巻も断った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...斯く一生の目的は一巻も多く読み一枚も多く著すにあれば...
正岡子規 「読書弁」
...下巻も、恐らく理由は同じではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...プルータークの雄弁家の巻も同じめぐり合わせです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三百巻もの書物をのこしましたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...龍巻も心得て、うしろへ怒鳴(どな)った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こことして有名な例の“平家納経”の数巻も陳列されていた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...頼んでやった肌着や腹巻もできて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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