...急に巻き舌になりやがつて...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...いずれも巻き舌のような調子で「ウェル」とかなんとか言っているのです...
寺田寅彦 「先生への通信」
...先生の謡は巻き舌だと言ったら...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...相手の酔っぱらいの巻き舌に対して...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...少々巻き舌で講釈してやった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...いくらか、巻き舌の、流暢(りゅうちょう)なフランス語で原書の講義をやっていた外人教師が、不意に私の方をみて、「や? 何をしてる?」という顔をした...
野村胡堂 「胡堂百話」
...巻き舌でポンポンポンとタンカを切るのが聞きたくて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...鼻から煙を吐き出し吐き出し、彼はたえまなく、大きなしゃがれ声で、しかも巻き舌で、そばの連中に話しかけていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...」と巻き舌でいいながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...わざと酔っ払いじみた巻き舌でまくし立ててやった...
夢野久作 「暗黒公使」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??