...しかしペップは何も言わずに金口(きんぐち)の巻煙草(まきたばこ)に火をつけていました...
芥川龍之介 「河童」
...悠々と巻煙草(まきたばこ)に火をつけてから...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...戸棚から出す小掻巻に...
石川欣一 「山を思う」
...必要によって当時の図書館長バルビールに命じて製(つく)らせました、函入(はこいり)新装の、一千巻、一架(ひとたな)の内容は、宗教四十巻、叙事詩四十巻、戯曲四十巻、その他の詩篇六十巻...
泉鏡花 「海神別荘」
...僧手釈(ステヽ)レ巻曰...
京山人百樹 「北越雪譜」
...どうやら修身書の第一巻のような気分が漂いはじめたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...面(つら)を見せろ」隅っこでとぐろを巻いていたらしい中年男は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『白孔雀』の巻末に...
長谷川時雨 「九条武子」
...蓑虫のようにグルグル巻きにされた一人の女が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...二十巻の伝記を書いたフレデリック・マッソンが「ナポレオン秘録」(Frdric Masson “Nepolon inconnu” Vol.)で...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...地蔵は飛脚の弁当から窃取した海苔巻鮨をそのまゝ巻物の一巻に擬して口に咬へ仁木よろしくの引込となるなど...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...※子嘴と(『続開巻一笑』一)...
南方熊楠 「十二支考」
...その棄てられた巻煙草をモク屋達は待ちかまへて飛びついて拾ふ...
宮地嘉六 「老残」
...すると鰯の群れが一(ひ)と廻りうずを巻いたかと思うと...
室生犀星 「不思議な魚」
...衷心(ちゅうしん)から舌を巻かされたのであった...
夢野久作 「少女地獄」
...リボンで鉢巻をしているのは...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...一巻を加えるたび...
吉川英治 「随筆 新平家」
...』(編者註、経済学、第二巻、三一四頁)この租税の改正を命じた政策はこれを問題外とし、私はそれが蓄積に大なる刺戟を与えたか否かについて、疑いを有っている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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