...春(はる)うら/\蝶(てふ)と共(とも)に遊(あそ)ぶや花(はな)の芳野山(よしのやま)に玉(たま)の巵(さかづき)を飛(と)ばし...
三文字屋金平 「為文学者経」
...一方では玉の巵(さかずき)に底あることを望んだり...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...ただ把(と)る春風桃李の巵(さかずき)」と独語せしむるに到りぬ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...好まぬ巵(さかずき)挙(あ)ぐることのおもしろからず...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...底のない道義の巵(さかずき)を抱(いだ)いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...蘭軒が幼時の師を榊原巵兮(しけい)と云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...致仕号巵兮云」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...巵兮は寛政四年に歿したと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...快く巵(さかづき)を挙げたと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...猶且欣々把寿巵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...報酬併算酒千巵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竹欄沿例先把巵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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