...例(たと)へば巴里(ぱり)のノートルダムの寺塔(じたふ)の有名(いうめい)な怪物(くわいぶつ)は繼合物(つぎあはせもの)ではなくて立派(りつぱ)に纏(まと)まつた創作(さうさく)になつて居(ゐ)る...
伊東忠太 「妖怪研究」
...当時沖縄に革命が起って尚巴志の王朝が亡ぶとさっそく首里城の京の中で国王選挙の大会が開かれたとのことでありますが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...絶えず震い動くや 欧羅巴の説話に曰く...
高木敏雄 「比較神話学」
...巴里だからなあ――もう十何年もやってるんだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...それから独逸(ドイツ)を抜けて巴里(パリー)へ帰ったのが三月末だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...其親に背いて巴里に出た息子の末路なども...
田山録弥 「バザンの小説」
...倫敦、巴里、伯林、紐育、東京は狐兎の窟(くつ)となり、世は終に近づく時も、サハラの沃野(よくや)にふり上ぐる農の鍬は、夕日に晃(きら)めくであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...当時巴里(パリー)にありし日本の骨董商(こっとうしょう)林忠正(はやしただまさ)なる者の助けを借りその蒐集せし資料に基きて彼自(みずか)らのHokousai(ホクサイ)を著したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...維新の際福井藩の貢進生(こうしんせい)となり大学南校に入りそのいまだ業を卒(お)へざるに先立ちて偶(たまたま)起立工商(きりつこうしょう)会社の巴里(パリー)博覧会に陳列所を設(もうく)るの挙あるを聞き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...蜂起した巴里((パリ))市中の霰弾砲((さんだんはう))の唐銅(からかね)の上に托された愛の太陽の前で!神々しい手よ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...巴屋の方を見やるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二巴里の北の町はずれ...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...七月十四日の巴里の観兵式も...
久生十蘭 「川波」
...四十になつた作者が夢に巴里に遊び...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私はそれほど自分の仕事に適當な巴里を見棄てなければなりませんでした...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...巴里へ...
横光利一 「欧洲紀行」
...巴里にはリリシズムというものが...
横光利一 「欧洲紀行」
...夕食をすますと再び車上の人となって巴里(パリー)における有名な劇場調査を初めた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??