...然したまたま大石正巳が弁理公使として韓国に赴任し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その広巳の眉の濃い浅黒い顔は土色に沈んでいた...
田中貢太郎 「春心」
...広巳はぞっとして女のほうを見た...
田中貢太郎 「春心」
...どんなとこ」広巳は煩(うるさ)かった...
田中貢太郎 「春心」
...広巳は縁側へ駈けあがるなり...
田中貢太郎 「春心」
...巳之吉と云う二人の木こりがいた...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...巳之吉は蓑の下でふるえていた...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...克巳(かつみ)に知らん顔をされました...
新美南吉 「いぼ」
...巳之助さんというのは東一君のおじいさんのことなので...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...巳刻(よつ)(十時)過ぎに小屋を開けたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巳之市が自慢らしく禁斷(きんだん)の灸穴や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今時あんな羽織を着るのは辰巳(たつみ)の藝者衆でなきや女藝人でせうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「やられたね」克巳がそばへ来ると...
久生十蘭 「ノア」
...「どうやったとい?」克巳はおどけたような顔で...
久生十蘭 「ノア」
...在來氏が開拓して來た耽美主義の畠に『お艶殺し』の如き『神童』の如き或は又『お才と巳之助』の如き文字通り底氣味の惡い Fleurs du Mal を育ててゐた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...「辛巳元日作...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...四年丁巳、十一歳...
森鴎外 「能久親王年譜」
...辰巳(たつみ)か...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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