...大巳貴命となれるなるべし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...広巳は見むきもしないで華表を潜(くぐ)った...
田中貢太郎 「春心」
...いいさ」お町の眼はその時広巳の右の袖口(そでぐち)へ往った...
田中貢太郎 「春心」
...「どうかお茶を」広巳はちょっと頭をさげた...
田中貢太郎 「春心」
...広巳はそっと女の方を見た...
田中貢太郎 「春心」
...「この盗人(ぬすっと)」広巳は丸木棒を横に揮った...
田中貢太郎 「春心」
...茂作と巳之吉はある大層寒い晩...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...我輩は伊東巳代治男及び星亨氏が...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...克巳は二階からおりてきました...
新美南吉 「いぼ」
...*「巳之助さんは今でもまだ本屋をしている...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...小判で受取ったのは巳刻(よつ)少しまえでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ遲れた母娘巡禮を縛つて此方へ來ましたよ」「何? 母親巡禮? お茂さんとお信さんが到頭」巳之松はヨロ/\と立上ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辰巳文學(といつてよければ)香夢洲(むかふじま)文學と切りはなされない...
長谷川時雨 「大川ばた」
...秋水が書を出し示した四年癸巳より見れば去年も此年も均(ひと)しく一年前でなくてはならない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...T「相手の男が巳年でないと」悪う御座いますかと訊く...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...――やがて巳の刻に至ると...
吉川英治 「三国志」
...すでに巳(み)の刻(こく)(十時)――...
吉川英治 「新書太閤記」
...いや巳の刻過ぎでございましょうよ」「ちょうどよかろう」その日――巌流も仰ぎ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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