...「へい」広巳はそうしてお辞儀をするなり...
田中貢太郎 「春心」
...「あがります」広巳は少女の手を揮(ふ)りはらって上へあがった...
田中貢太郎 「春心」
...広巳は瓦盃を持って少女から酌をしてもらった...
田中貢太郎 「春心」
...若旦那がそんなに邪慳にするなら」広巳はちょっと好奇心が起ったが...
田中貢太郎 「春心」
...巳之吉と云う二人の木こりがいた...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...文化己巳來航和蘭人ヤンコツクブロムホフ其國語に通ずるに因て我譯家肇て彼言詞習得するを得たり辛未の春諳厄利亞興學小筌を譯述し我黨小子に援け外警に備ふ幸に九月言語集成譯編の命あり於斯彼言詞を纂集し旁和蘭陀佛蘭西の語に參考飜譯して遂に皇國の俗言に歸會して是に配するに漢字を以てす」云々...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...」巳之助はじっと相手の顔を見ました...
豊島与志雄 「古木」
...克巳(かつみ)ちゃんもまだ学校から帰ってこない...
新美南吉 「いぼ」
...しょうばいのやめ方はこれだ」と巳之助は一人でいった...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...小僧の巳代吉の大きい聲で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...克巳も四朗もこう正直ではあぶない...
久生十蘭 「ノア」
...あなたさまはじめ、父、克巳、四朗、みな無事に帰国したことと想像しています...
久生十蘭 「ノア」
...寛永十八年辛巳(しんし)の春...
森鴎外 「阿部一族」
...天保四年癸巳には閏月は無く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...書は今年丁巳一月十三日の裁する所であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...T「相手の男が巳年でないと」悪う御座いますかと訊く...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...且舞且飄不姑巳...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...明(みょう)巳(み)ノ刻(こく)(午前十時)の御出頭では...
吉川英治 「私本太平記」
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