...予定通り翌日の巳時(みのとき)ばかりに...
芥川龍之介 「芋粥」
...お町は広巳を見なおした...
田中貢太郎 「春心」
...一方の手に茶碗を持っている広巳は...
田中貢太郎 「春心」
...広巳がかわして飛びつかせなかった...
田中貢太郎 「春心」
...広巳はうっとりとなって少女に跟(つ)いて往った...
田中貢太郎 「春心」
...「これでいいのですか」「いい」広巳は上框(あがりかまち)へ出て婢の出した瓶子と茶碗を引ったくるように執り...
田中貢太郎 「春心」
...屋敷内を見廻って戻って来た巳之助は...
豊島与志雄 「古木」
...柴田巳之助の容態も穏かでした...
豊島与志雄 「古木」
...梅干あ、五月一日、巳の一点に、下から数えて、十番目の枝の、端から数えて五番目の実をもいだのが、一番うまえ――」「ああ、お帰り――」と、深雪が聞えて来た足音へ呟いた...
直木三十五 「南国太平記」
...東へはいるせまい露路(ろぢ)中に克巳の家はありました...
新美南吉 「疣」
...毛がはえていることを克巳が見つけて...
新美南吉 「いぼ」
...親分」「――」巳之松は泣きに泣き乍ら大地を叩いて女の名を呼ぶのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うっとりするような巳刻(よつ)さがり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...巳(み)の年だから...
火野葦平 「花と龍」
...わたくしは菅茶山の辛巳五月二十六日の書柬に本づいて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
...且舞且飄不姑巳...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いや巳の刻過ぎでございましょうよ」「ちょうどよかろう」その日――巌流も仰ぎ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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