...氏がそれより三年前に已に之を試みたことは十分注目に價すると思ふ...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...已に遠く遠く走り去っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...已に過つたことは...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...若し或は已に勢力を得たるが爲に...
竹越三叉 「深憂大患」
...已に矢を発ちて攻め戦ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...御旅宿已に七十五日を経訖んぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼女は其時已に六月(むつき)の身重(みおも)であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...已に其第一歩に於て敗北(はいぼく)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...此辺は秋已に深く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...だから已に明らかなことだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そは已に道徳的若くは智識的生活を超絶して...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...已に歴史の編纂法に生じた一つの變化であるが...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...今はたゞ已に掲げたる本文が...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...久米、菅諸氏の手に成れりと見ゆる國史眼の若き、吉田氏の日本地名辭書の若き、常用の典據とせらるべき性質の書にすら、已に此説を載せ、久米氏の如きは邪馬臺の考證時代は既に通過したりといふに至れり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...谷崎氏の芸術は已に明治文壇の如何なる先輩の感化をも蒙つてゐず...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...この事は已に『冷笑』と題する小説中紅雨(こうう)という人物を借りて自分はつぶさにこれを記述した事がある...
永井荷風 「霊廟」
...同卓二十餘人の客人は已に皆な之を食べてしまつてゐる...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...三日の約束を以て借り受けしものにてその期限は已に満ちたるに管理部は更にわれらのために宿舎を周旋するの労を取らず...
正岡子規 「従軍紀事」
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