...昭和(せうわ)五年度(ねんど)の豫算(よさん)に於(おい)ても府縣(ふけん)では已(すで)に七千萬圓(まんゑん)の節減(せつげん)を行(おこな)つたのであるが...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...已(すで)に寐(ね)入って了った者共が...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...其地勢已に亞細亞大陸を離れて...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...戸石君も已(すで)に立派な兵隊さんになっていて...
太宰治 「散華」
...事實が已むことを得ないから之を訴へるのである...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...こいさんが板倉と実際に結婚するものなら已(や)むを得ないけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...已ムヲ得ズ一時ニ出カケル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...デ、已ムヲ得ズ、隠居所ダケヲ新築スル積リダッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...其夫が激烈(げきれつ)な脚気(かっけ)にかゝって已に衝心(しょうしん)した時...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...武皇辺を開いて意いまだ已(や)まず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...雨は已んで、空は星だらけだ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...そうなるのも已むを得ないことだ...
戸坂潤 「社会時評」
...今や齢已(すで)に高し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もしくはそれ已上(いじょう)長き根を石だらけの荒地に下す事...
南方熊楠 「十二支考」
...――已を得ないじゃあないか」「……」さほ子は...
宮本百合子 「或る日」
...此観得已稀...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勿論拙老宅に引込罷在候而已に而(て)は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...少なかったのはまことに已(や)むを得ません...
柳田国男 「木綿以前の事」
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