...力の強いものと弱いものとの差別なく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自他の差別なく一般に人間であるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...誰彼(だれかれ)の差別なく...
海野十三 「恐怖の口笛」
...差別なくかれの住まいとなりえた...
江戸川乱歩 「影男」
...お父さんは誰かれの差別なく...
太宰治 「正義と微笑」
...もう一発また一発もう一発! どれこれの差別なく...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...かくのごとくわが邦の将来はだれかれの差別なく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...性と血縁と年齢と醜悪と潔白との差別なく暗澹(あんたん)たる混乱のうちにからみ合い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...誰彼の差別なく引っ括(くく)りそうな剣幕でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町人百姓の差別なく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...床下天井の差別なく捜し抜いた八五郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貴賤長幼の差別なく...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...不審訊問はだれかれの差別なく投げられた...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...種類の差別なく望んだ! が...
牧野信一 「F村での春」
...あまりにしちくどく同じことを繰り返されると酔つ払ひの嫌味言と差別なく肚がたつて来る...
牧野信一 「創作生活にて」
...またこれらの建物には多数のものが差別なく一緒にいるので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこでは人がたれかれの差別なく女と交わりますが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また、ことに女性(にょしょう)の檀徒はというと、今までの旧教の経典は、とかく女人(にょにん)を悪魔視していたが、念仏門には、女人のためにも、差別なく、救いの扉をひらかれたものとして、鎌倉の将軍家実朝(さねとも)の母の政子が、遥かに、信仰をよせている他(ほか)、越前三位の妻小宰相(こざいしょう)、資賢(すけかた)の娘玉琴(たまこと)、信実(のぶざね)の伯母人(おばびと)、三条の小川侍従(じじゅう)の姫、花園准后(じゅんごう)の侍女三河の局(つぼね)、伊豆の走り湯の妙真尼など、ここにも旧教に眺められない特色があった...
吉川英治 「親鸞」
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