...二人(ふたり)の男性を差別するために一人(ひとり)を肥(ふと)った男にすれば...
芥川龍之介 「手紙」
...自然1物と物とを差別すると云ふことは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私は差別することを知らざるものの――祖先の用ゐ慣れた熟語を用ゐれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...藝術家を差別するに畫家彫刻家建築家文學者音樂家等の個性型を以つてすることがどれ位の程度迄妥當であるかは猶更問題である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...第一は他と差別することを本義とする個體的存在としての自我である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...貴賤によって礼遇を差別するが如きは商売の堕落であって真の商人たる価値なき者であります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それと対立差別する為に大衆文芸なる名称が与えられたのだということに彼等の分類と建前が出来上っているようである...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...同時にまた詩と他の文學とを差別する...
萩原朔太郎 「青猫」
...政府の内と外とに差別するところあるべからざるなり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...これを普通のものと差別する為には...
柳田國男 「日本の伝説」
...字すなわち個人を差別する方法としては...
柳田國男 「名字の話」
...そうしてこれと差別するために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これを差別するためには今日の軒の雀をサトスズメ・ホクロスズメまたはマスズなどと呼んでいる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...この点は雀を他の小鳥と差別するために...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...単に夫婦を差別するのでなく色をあなどるがゆえに夫婦間に礼儀を正しくするのであるならば...
和辻哲郎 「孔子」
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