...その感情にまで自分をし向けていくことは不可能といって差し支えない...
有島武郎 「片信」
...単に「世に」として差し支えないような句が多うございました...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...それでも差し支えないし...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...足を捻挫して歩行には差し支えなかったが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今までのことを打ち明けても差し支えはあるまい...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...」「お差し支えなければ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...プロレタリア身辺小説を掲棄した小林多喜二はこの方面における第一の功労者といって差し支えなかろう...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
......
エドゥアール・エルネ・プリリュー Edouard Ernest Prillieu 竹本周平訳 「Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について」
...「差し支えなければこちらで保管させてください...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...それが無論無毒であって食ってもいっこうに差し支えないことが先年理学士石川光春君の試食によって証明せられ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...こうやっても差し支えないと思いますが本人の工夫かどうか...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...しかし大体において記号を使用し筆算式に代数学をやってゆく仕方であると見て差し支えなかろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...時間を経てば差し支えないと思う...
宮城道雄 「声と食物」
...矢吹が自分の生れた家だとして置いても差し支えは無かった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...自分もこの頃下宿屋生活を廃めてその同学生の住んでいる近隣へ家を持ったからお両方(ふたかた)が御上京になってもお宿を申すに差し支えないとこう書いてある」伯母(おば)は聞く内に顔の色変われり「ソラ御覧なさい...
村井弦斎 「食道楽」
...二つあっては弁別に差し支える場合が多かった...
柳田國男 「地名の研究」
...仁術中の仁術と推賞しても差し支えないであろうと考えられます...
夢野久作 「鼻の表現」
...殆ど十中九人はそうだと云っても差し支えはあるまいと思う...
夢野久作 「謡曲黒白談」
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