...首里・那覇ではトキユタ(巫覡(ふげき))という熟語を聞くのみでトキという言葉はほとんど死語となってしまいました...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...巫覡を時とりや(時を取る人)または...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...政治家が神託を伺って政治を行った時代は巫覡の得意時代であったに相違ありませぬ...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...私は真境名笑古(まざきなしょうこ)氏の注意により『中山王府官制』に巫覡長という官名があってこれがすなわち時之大屋子の漢名であることを学びました...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...妹いはば巫覡(かんなぎ)嚴(いか)らしく皺める人に説くに似て...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...神仙(しんせん)の説を好み方士巫覡(ほうしふげき)の類を信じた彼は...
中島敦 「李陵」
...巫覡の法などによって...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...巫覡などの事に迷いて神仏を汚し猥(みだり)に祈る可らずとは我輩も同感なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...また巫覡(ふけん)に迷うべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...源順朝臣が『倭名抄』に巫覡(ふげき)を乞盗部に入れたるを至当とせるを参考すべし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...一種の巫覡(ふげき)は質朴な地方武人の嘱を受けて...
柳田國男 「地名の研究」
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