...巫山戲て見えたり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...と巫山戯(ふざけ)たように言い出す...
岩本素白 「こがらし」
...七「巫山戯(ふざけ)た真似をしやあがる...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...百合子と巫山戯散らしていたのを見たと云っています...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...それでいゝ年をして自分の息子の樣なねえ床屋の職人と巫山戲てからつきり値はねえんですよ...
長塚節 「おふさ」
...お常と綱吉が巫山戯(ふざけ)ているのを見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱吉がお常に巫山戯るのを見たことも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し巫山戯(ふざけ)過ぎて居たよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し巫山戯(ふざけ)すぎていたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巫山戯(ふざけ)て書いた手紙を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い衆連は矢鱈に巫山戯て狂ひまはつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...巫山戯(ふざけ)て巫山戯て...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「本田さんが巫山戯(ふざけ)て巫山戯て仕様がないんだもの」ト鼻を鳴らした...
二葉亭四迷 「浮雲」
...こうして巫山戯(ふざけ)ながら一緒に帰る...
二葉亭四迷 「平凡」
...どっこいとポチが追蒐(おッか)けて巫山戯(ふざけ)かかる...
二葉亭四迷 「平凡」
...極彩色の雲雨巫山の写し絵を見せたものだという...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...私はひとりで木の蔭にシロと巫山戯(ふざけ)ていた――...
室生犀星 「幼年時代」
...おれが起きているのを承知で巫山戯(ふざけ)て見せた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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