例文・使い方一覧でみる「巨眼」の意味

...三十年前に人種競争の止むを得ざる結果から欧亜の大衝突の当然来るべきを切言した二葉亭の巨眼は推服すべきものであった...
内田魯庵「二葉亭四迷の一生」

...驚くべき活殺自在の運動を有（も）った二重瞼（ふたえまぶた）の巨眼であって... 驚くべき活殺自在の運動を有った二重瞼の巨眼であっての読み方
高村光太郎「九代目団十郎の首」

...巨眼を（みは）って... 巨眼をっての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...アシュル・バニ・アパル大王は巨眼縮髪（きょがんしゅくはつ）の老博士ナブ・アヘ・エリバを召（め）して... アシュル・バニ・アパル大王は巨眼縮髪の老博士ナブ・アヘ・エリバを召しての読み方
中島敦「文字禍」

...骨骼（こっかく）の逞（たくま）しい巨眼（きょがん）赭髯（しゃぜん）の中年の偉丈夫（いじょうふ）である... 骨骼の逞しい巨眼赭髯の中年の偉丈夫であるの読み方
中島敦「李陵」

...南インドとセイロンに産し夜分忍び歩いて虫鳥を食うために至って巨眼だが...
南方熊楠「十二支考」

...重太夫は巨眼を剥いて... 重太夫は巨眼を剥いての読み方
山本周五郎「似而非物語」

...巨眼をみひらいて敵の隙を窺（うかが）いながら... 巨眼をみひらいて敵の隙を窺いながらの読み方
吉川英治「剣難女難」

...細眼（さいがん）巨眼... 細眼巨眼の読み方
吉川英治「三国志」

...遠目にも巨眼々（けいけい）... 遠目にも巨眼々の読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...龍はジロとその巨眼を... 龍はジロとその巨眼をの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...見ていろ、泥を吐かせてくれるから」一転、その巨眼は、金蓮の顫（おのの）きを、冷ややかに睨（ね）めすえて...
吉川英治「新・水滸伝」

...巨眼（きょがん）を光らして... 巨眼を光らしての読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...はッたと巨眼をいからして... はッたと巨眼をいからしての読み方
吉川英治「牢獄の花嫁」

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