...敵の陣門また巨材破り碎くは不可ならむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...伐った巨材に引かれて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...巨材を校倉風にくんだ土蔵や大きな石屋根が...
中村清太郎 「山岳浄土」
...柘榴口めいた巨材をくぐった湯槽には油とまがう湯があふれて...
中村清太郎 「山岳浄土」
...すかして見ると杉なりに積んだ檜(ひのき)の巨材の間に何やら蠢(うご)めく物...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今私の知り得る範囲では最大な南天の巨材である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...是また巨材を出さん...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...民間から巨材を徴発し...
吉川英治 「三国志」
...つづいて二の洞門をくぐると天然(てんねん)の洞窟(どうくつ)にすばらしい巨材(きょざい)をしくみ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巨材(きょざい)巨石でたたみあげた砦(とりで)のなかは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寄進(きしん)の巨材(きょざい)大石(たいせき)をつみこんでくる大名(だいみょう)の千石(ごく)船(ぶね)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すでに城郭の巨材は...
吉川英治 「新書太閤記」
...巨材の後先に縄をかけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふつうは巨材を井桁(いげた)に組み上げ...
吉川英治 「新書太閤記」
...巨材の梁(はり)が縦横に組まれてある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...石舟斎が四十歳頃に建て直したという巨材だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ツチはおよそ電柱よりも一廻り太い巨材だが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...たとえばツチの巨材を鎖(チェン)にかけて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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