...巨材が積み重ねてある...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...据えし支への巨材をば槓杆用ひこぢ扛(あ)げて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敵の陣門また巨材破り碎くは不可ならむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...伐った巨材に引かれて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...巨材を校倉風にくんだ土蔵や大きな石屋根が...
中村清太郎 「山岳浄土」
...柘榴口めいた巨材をくぐった湯槽には油とまがう湯があふれて...
中村清太郎 「山岳浄土」
...すかして見ると杉なりに積んだ檜の巨材の間に何やら蠢(うごめ)くもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すかして見ると杉なりに積んだ檜(ひのき)の巨材の間に何やら蠢(うご)めく物...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今私の知り得る範囲では最大な南天の巨材である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...其國を富するの要たるや其風土を審察して、魚蝦、鳥獸、巨材、竹石の多少を明辨し耕織器什の巧を授け、舟車の便不便を委にして、其地味に據て産する處の竹木花果と雜穀菜草を試み、種まき培(つちかふ)ことを教え、故に是以地理の事は國家經世の基根とし、志士何ぞ是を精(く)せずんば有べからず...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...民間から巨材を徴発し...
吉川英治 「三国志」
...つづいて二の洞門をくぐると天然(てんねん)の洞窟(どうくつ)にすばらしい巨材(きょざい)をしくみ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巨材(きょざい)巨石でたたみあげた砦(とりで)のなかは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巨材の後先に縄をかけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふつうは巨材を井桁(いげた)に組み上げ...
吉川英治 「新書太閤記」
...船体の不動を保つ為のツチとよぶ巨材を何十本となく丸木橋のように横へ支え渡すのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ツチはおよそ電柱よりも一廻り太い巨材だが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...たとえばツチの巨材を鎖(チェン)にかけて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索