...殊に放射状の深い溝(みぞ)を周囲に走らせている巨大な噴火口(ふんかこう)のようなものは...
海野十三 「宇宙尖兵」
...まるで巨大な化物の口の様に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...花季になると、その巨大な藪は、その鉄門と四壁とのうちにあって自由に、種子発生のひそやかな仕事のうちにいっせいに奮い立っておどり込んでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私達が多くの命をその中に投じて悔いない巨大なる道があることを見出す...
中井正一 「国立国会図書館」
...この巨大な愚劣に...
中井正一 「美学入門」
...欧州はローマ法王の巨大な権利からのがれて...
中井正一 「美学入門」
...あの巨大な暴漢のために...
中里介山 「大菩薩峠」
...巨大な大筒を中に...
野村胡堂 「江戸の火術」
...二間あまりの巨大な棒...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...房々と風になびく巨大な鬚は...
牧野信一 「鱗雲」
...きわめて巨大な美花(びか)を開くので有名である...
牧野富太郎 「植物知識」
...なんと巨大なものであったろう...
宮本百合子 「明日の知性」
...もしアメリカがその巨大な存在において民主性を喪ったなら...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...ああいう巨大な芸術の才能が自由自在に動きまわり足音をとどろかせ得た環境を考えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...終に一つの巨大な母性へまで自分の女性の諸感情をひろめてしまわなければ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御苦労です」軍医大佐は巨大な毛皮の手袋を穿(は)めた右手を挙げて礼を返した...
夢野久作 「戦場」
...巨大な噛締機(バイト)にかかったように痺(しび)れ上って...
夢野久作 「暗黒公使」
...などすべて針葉樹の巨大なものがはてしなく並び立つて茂つてゐるのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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