...その建物は巨像のようにそびえ立っていた...
...彼女は問題を解決するために、巨像のような努力をした...
...この公園には、巨像のような大きな彫像がある...
...巨像級のプロジェクトが、彼女たちの手で完成された...
...彼の発想は巨像の如く、周りに刺激となった...
...ひとりかふたりの巨像を見上げるばかりであった...
江戸川乱歩 「影男」
...彼はかの巨像が立てられてある部屋(へや)の中へ忍びこんで行きました...
高神覚昇 「般若心経講義」
...白い紗に蔽われた森厳な巨像は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...天平盛期となるとまず東大寺三月堂の乾漆の巨像不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)があり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...唐招提寺金堂には今でもそれらの巨像がずらりと並んでいる...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...ロデスの巨像のように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲願の巨像を彫りつづけていることは...
中井正一 「巨像を彫るもの」
...棕櫚の木の繁茂の間からラメセス二世の二つの巨像と手頃なスフィンクスが一つ発掘されただけである...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...その殿堂の前に立っていたと推定されるラメセス自身の花崗岩の巨像が...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...家の中一ぱいに巨像が横たえられてある...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...此の巨像は今にカイロに運ばれてラメセス広場に立てられる計画があるというが...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...――郷土望景詩――虎虎なり曠茫として巨像の如く百貨店上屋階の檻に眠れど汝はもと機械に非ず牙齒もて肉を食ひ裂くともいかんぞ人間の物理を知らむ...
萩原朔太郎 「氷島」
...そこの八方にある女神の巨像はそれぞれおのれの文化の荘重さに...
横光利一 「旅愁」
...ヅアラツストラの黒き巨像の上げたる右の手なり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...四天は布袋(ほてい)の巨像と共に美術的の価値は乏しい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ゆらゆら搖いで此黒い巨像は波たつ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...執務いたしておれ」それは何か巨像が金剛(こんごう)の信を声に発したように二人の耳朶(じだ)を打った...
吉川英治 「大岡越前」
...巌(いわ)へ刻(きざ)んだ何人(なんびと)かの巨像のように...
吉川英治 「剣の四君子」
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