...くろうとの戦いになると巧妙な駆引の戦術が発達して来ます...
石原莞爾 「最終戦争論」
...大王は巧妙なる反面の策に依り敵を誘致し得て...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ナポレオンの巧妙なる作戦は良くこれを撃破したが一方スペインを未解決のまま放任せざるを得ない事となり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「S夫人!」夫人の変装術に巧妙なのは知っているが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...一つとして巧妙な構造を持たぬものは無いが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...または単に巧妙な詐欺師にひっかかって巻きあげられるかして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なにか巧妙なトリックがあるような匂いがしますね...
豊島与志雄 「自由人」
...その比喩の巧妙なるに驚かねばならない...
永井荷風 「枯葉の記」
...演奏凡て巧妙ならず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...二十世紀の会話は巧妙なる一種の芸術である...
夏目漱石 「虞美人草」
...人に取入ることの巧妙な者があって...
久生十蘭 「湖畔」
...総監は非常に巧妙な方法というのはプロクルステス(5)の寝台のようなものだと思って...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...最も巧妙なる句なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...軍隊の巧妙な部署をしたのはお前だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...巧妙な探りを入れる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どういう巧妙な機構と伏線とに蔽(おお)われて行なわれたものか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...その手腕の自由巧妙なるにかかわらず...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...けれどもその巧妙な写実の手腕は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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