...老中松平左近将監の茶会に招かれて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...もう左近将監が御殿からかえるにまもないころですから...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...尊卑分脈に従五位上左近少将と肩書がしてあって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...左近倉平こそは、まことに世界的に知られた日本人の一人で、その数多い作曲のうちでも、優れたものの二つ三つ、例えば「お江戸ファンタジー」や「にっぽんシンフォニー」などは、早くも世界の音楽界に紹介され、日本にもこれだけの優れた大芸術があるかと、世界の音楽批評家を驚かしたという嬉しいニュースは、皆様もよく御存じのことと思います...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...肥前(ひぜん)島原の高力左近太夫(こうりきさこんだゆう)様御家中...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左近衛府(さこんえふ)の舎人(とねり)たちへは等差をつけていろいろな纏頭(てんとう)が出された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうかというとまたこうしたことに立ち至る最初の動機などはあなたがたの不注意でお起こしになったりして」と少将や左近を責めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左近はゆったりと肉の厚いからだつきで...
山本周五郎 「新潮記」
...あとは見ぬふりで……」「承知いたしました」「なるべく御自分でおはからいなさるよう」左近はじっと弟の眼を見ながら...
山本周五郎 「新潮記」
...左近がにわかにおのれを歌舞遊楽に韜晦(とうかい)した...
山本周五郎 「新潮記」
...……魁介の気持はそのまま左近に通じた...
山本周五郎 「新潮記」
...左近はゆるさなかった...
山本周五郎 「新潮記」
...――左近が語るところを次に陳(の)べてみるならば...
吉川英治 「私本太平記」
...土岐左近を用いて詮議(せんぎ)させた手段にすぎぬ」「ならばなおさら...
吉川英治 「私本太平記」
...左近衛(さこんえ)ノ中将に昇(のぼ)され...
吉川英治 「私本太平記」
...左近将監一益(さこんしょうげんかずます)が枚(ばい)をふくんで寄せてきたところを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...佐久間方のしっぱらいの任に当った安井左近家清(いえきよ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...その子左近右衛門...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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